──2021年に三田(さんだ)キャンパス(兵庫県三田市)の学部を再編し5学部体制にする狙いは?
本学は社会科学系が強く、理系は三田キャンパスの理工学部1つしかなかった。AIの活用や論理的思考ができる人材が求められている中、理系を充実させなくてはこれからの時代に対応できないと考えた。
三田キャンパスには理工学部のほかに分野横断的に学ぶ総合政策学部がある。再編により開設される理学部、工学部、生命環境学部、建築学部と合わせ文理横断型のキャンパスにしていきたい。
──文理横断の学びはどのように実現させていくのですか。
各学部の基礎科目を三田キャンパス全体で学べるようにする。建築学部と総合政策学部は、都市建築や都市政策などの分野で親和性が高い。互いに学ぶことができるメジャー・マイナー制度を設ける。工学部では専門に隣接する分野を学ぶ複専攻制度が始まる。
三田キャンパスにはアカデミックコモンズというグループ学習に適した空間がある。互いの知識を持ち寄って1つのものをつくっていくということに力を入れたい。
──三田キャンパスは大阪駅、三宮駅から公共交通機関でともに約1時間と利便性が高くありません。
確かに交通の利便性はよくないものの、理系の場合は実験設備などがあるため、移転が難しい。22年秋には新棟が、23年4月には寮が使用開始となる予定だ。
三田市は高齢化という課題を抱えている。昨年末、三田市長と総合政策学部・理工学部の学生とが今後の三田のあり方を考える場があった。若い学生の力を生かして三田の活性化にも取り組み、地域の課題解決に貢献したい。
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