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不動産投資で資産を殖やす方法 決め手は物件選びと分散投資

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JR武蔵野線沿線などが狙い目だという(撮影:今井康一)

埼玉県に住む澤田次郎さん(49・仮名)は4年前、IT系企業を退職した。不満があったわけではない。「上司たちの姿を見ていて、これ以上、会社にしがみついても将来はないと気づいた」(澤田さん)からだ。

退職前、澤田さんの年収は約1000万円。共働きで子どももいなかったため、世帯年収は約2000万円に上った。退職金も満額もらえた。澤田さんが、次の生活の糧に選んだのが「不動産投資」だった。

澤田さんは退職後、横浜市郊外の中古マンションを「勉強のつもり」で400万円で購入。4万5000円の家賃で賃貸した。

次いで、東京23区内の分譲マンション2戸を、銀行から2400万円の融資を受けて、3500万円で購入。入居していたオーナーが「できるだけ早く資金を欲しがっている」との情報を得て、格安で購入して賃貸した。

澤田さんは、この取引でノウハウを学んだという。

「価格は相場で変わるが、不動産は基本的に相対取引。オーナーに今すぐ引っ越したい、今すぐ資金化したいといった意向があれば、交渉次第で安く買える。大事なのはそういう物件の情報をいかに得るかだ」

この段階で法人を設立。新築の1棟買いにも乗り出した。東京23区内の2階建て30戸のアパートを、一部ローンの5300万円で購入したのだ。

ここでは空室を埋めるための手法も身に付けたという。「駅からも距離があるため、サイトに情報を掲載したり、近隣の不動産屋を回ったりして、3カ月で満室にした」。

自信をつけた澤田さんは、ついに千葉県船橋市のマンション1棟を1億4000万円で購入した。

「購入した物件を売却してキャピタルゲインを得ていたことに加え、安定した利回りを出していたこともあって、銀行は何も言わず貸してくれた。それで決断できた」

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