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大阪市再開発で緑と潤いのある街へ キタ [大阪府]

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  • 牧野 知弘 不動産事業プロデューサー

大阪のキタといえば、難波エリアのミナミと並んで大阪を代表する繁華街だ。キタは大阪市北区の梅田および北新地付近を指す通称である。

キタは江戸時代、1685年に政商・河村瑞賢(ずいけん)によって堂島川と曽根崎川の改修が開始され、その後1688(元禄元)年に開発された堂島新地が始まりとされる。このエリアが大阪城の北の端、船場(せんば)の北にあったことからこの付近が「キタ」と呼ばれるようになった。

18世紀に入ると曽根崎川の北岸も開発が行われ、1708年には曽根崎新地が開かれる。堂島新地がコメの商いの場(堂島米会所)となったのに対し、曽根崎新地は飲食店や遊郭が集まり、米商人の遊び場として栄えた。これが現在の北新地で、今でも大阪を代表する繁華街として飲食店やスナック、バー、物販店舗がひしめき合う。

繁華街にばかり目が行きがちだが、ここは大阪の主要鉄道が集結する交通の中心でもある。梅田には4つの鉄道会社の12路線、7駅が存在する。JR西日本の大阪駅には東海道線(京都線、神戸線、宝塚線)と大阪環状線、北新地駅には東西線。阪神電気鉄道の大阪梅田駅に本線、阪急電鉄の大阪梅田駅には神戸、宝塚、京都の3つの本線。そして大阪市高速電気軌道、通称大阪メトロの梅田駅に御堂筋線、東梅田駅に谷町線、西梅田駅に四つ橋線が通る。1日当たりの平均乗降客数が合計240万人を超える、東京の新宿、渋谷、池袋に次ぐ巨大ターミナルだ。

従来は梅田から御堂筋の沿線が主なオフィスゾーンであったが、このエリアを大きく変貌させたのがJR大阪駅の北側地区の再開発だ。大阪駅北側にあった梅田貨物駅の移転に伴い、このエリアは広大な再開発候補地として脚光を浴びた。2004年に「大阪駅北地区まちづくり基本計画」が策定され、13年4月には第1期に当たる7ヘクタール相当の区域がグランフロント大阪としてオープンした。

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