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南国リゾートは不死鳥(フェニックス)になれるか 宮崎市 [宮崎県]

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  • 牧野 知弘 不動産事業プロデューサー

宮崎市は宮崎県の南東部に位置する人口約39万8000人の県庁所在地である。市域は日向灘に面し、街の中央部を大淀川が流れる。

宮崎は年平均気温が18度と温暖で、早くから南国リゾートとして全国的にその名を知られてきた。1960年代から70年代前半にかけては新婚旅行先として人気となり、市内の青島海岸は観光バスから降り立つ新婚カップルで埋め尽くされるほど盛況だった。

だが、海外渡航が自由化されると、72年には海外渡航者が100万人を超える。テレビ番組「兼高かおる世界の旅」や、ハワイ旅行が獲得できるクイズ番組「アップダウンクイズ」などにも影響され、新婚旅行はグアムやハワイなどの海外に目が向けられるようになる。宮崎は徐々に新婚旅行先としての人気を失っていった。

凋落し始めた宮崎に起死回生のチャンスとして巡ってきたのが80年代後半のバブル経済だ。カネ余りの現象は地方経済にも及び、その流れを加速させたのが、87年に制定された総合保養地域整備法、通称「リゾート法」だ。この法律は豊かになった国民生活を背景に、リゾート産業の振興・国民経済の均衡的発展の促進を目的とし、多様な余暇活動を楽しめる場を民間業者の活用に重点を置いて総合的に整備していくというもの。具体的には、リゾート法に即した開発は、開発許可の緩和や融資などのバックアップ、税制上の優遇措置などを受けることができる。

これに目をつけた県と市は「宮崎・日南海岸リゾート構想」を策定、リゾート法施行後第1号の認可案件となる。中核施設「宮崎シーガイア」を設け、運営会社のフェニックスリゾートは県と市が出資する第三セクターとした。

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