──20年3月期は前年比で10%以上の減収減益予想です。
今上期は当初予想以上の売上高5084億円、営業利益1024億円を達成することができた。通期も1兆円以上の売上高は確保できる見込みだ。半導体メモリー市況が調整局面に入り、米中貿易摩擦もある中で、この水準を維持できるというのは、当社の技術が確実に浸透していて、半導体市場全体が新しい成長のステージに入っていることの表れだと思う。
──一定周期で好不況を繰り返していた半導体ですが、好調が続く「スーパーサイクル」に入ったとの議論が18年には盛んでした。
もちろんビジネスは需要と供給があるのでサイクル(景気循環)は必ずある。ただ、半導体の価格が下がって市況が停滞するという下への振幅は小さくなっており、将来に向けては右肩上がりが大きくなっていくだろう。当社もこうした状況を踏まえ、19年5月には長期成長目標として、5年以内に売上高2兆円、営業利益率30%以上という新しい計画を発表した。
──今後、市況はどういったタイミングで回復しますか。
メモリーは3次元NANDフラッシュが先行する形ですでに在庫が正常レベルに近い状態になってきた。タイミングはあまり意識していないが、これからはあらゆる場面でデータが重要になる。世界で通信されるデータ量は毎年26%ずつ増えていくという予測もある。そうなると高速・大容量・低消費電力な半導体の需要はますます増していく。IoT、AI、5Gの普及でメモリーは必要になってくる。いよいよ5Gのインフラが整ってきたので、20年は一気にそれらが花開く年になると思う。
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