有料会員登録 東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #「決算書&ファイナンス」 厳選ノウハウ30

ソフトバンクグループ、武田薬品が突出 23|疑似資産ランキング100

3分で読める 有料会員限定
相次ぐ買収によって疑似資産が巨額となった武田薬品。写真はクリストフ・ウェバー社長(撮影:今井康一)

貸借対照表(BS)の左側、資産の部には、在庫や工場などの目に見える資産と、ソフトウェアなどの目に見えない資産とがある。前者が「有形資産」であり、後者は「無形資産」だ。

しかし、目に見えない資産の中には、本当に資産といえるのかどうか、疑わしいものがある。「のれん」「繰延税金資産」「無形固定資産(ソフトウェア、特許権、借地権などを除く)」「繰延資産」などである。いずれも現実の世界には実在しない資産であり、お金に換えるのが極めて難しい。あくまでも会計上の資産にすぎない。

「繰延税金資産」は将来払わなくて済みそうな税金分を計上している。が、当初の計画が狂えば、同資産を取り崩す必要が出てくる。また、「のれん」や「無形固定資産(ソフトウェア、特許権、借地権などを除く)」は、企業買収で生まれる、いわば疑似的な資産だ。

買収した企業の純資産額よりも買収金額のほうが大きい場合、その差額は会計上「超過収益力」と見なす。次に、他社をしのぐ収益力について金融工学を用いて計算し、顧客基盤に超過収益力の源泉があれば、「顧客基盤」として資産計上する。ほかに「マーケティング力」「技術力」「保有契約」などの無形資産がある。「のれん」は買収時にこうした名称がつかなかった無形資産の残額といえる。

「繰延資産」は創業費(定款作成費など)・開業費・株式交付費・社債発行費を資産計上したものだ。

買収で膨らむ疑似資産

本誌ではこれらの合計を「疑似資産」と呼び、会計評論家の細野祐二氏の助言を得て、金融・不動産を除く全上場企業の疑似資産を独自に算出した。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数