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キャリア・教育 #AIに負けない読解力を鍛える

辞書編纂者が実践する新しい言葉のインプット術 基礎レッスン3|語彙を増やす

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(しげぱぱ / PIXTA)

読解力を強化するには、語彙を増やすことが欠かせない。言葉をたくさん知り、その意味を正確に押さえていれば、文章の理解が深まる。成人のボキャブラリーは、固有名詞を除いて数万語程度といわれる。語彙力アップの本を読んでも、その中で初めて見る単語はせいぜい50語ほどだろう。増える量は微々たるものだ。語彙を本当に増やしたいと思うなら、日頃から読書したり辞書を引いたりして知らない言葉に出合い、記憶に定着させる必要がある。

辞書を使って語彙力を増やす方法の1つとして、「辞書引き学習法」がある。これは立命館小学校校長などを務めた中部大学の深谷圭助教授が考案したものだ。

国語辞典を調べて知っている言葉を見つけたら、意味や用例を読んだ後、その言葉と見つけた順番を付箋に書いて、そのページの上部に貼る。次に意味や用例の中で知らなかった言葉を引き、同じように付箋を貼っていく。付箋により覚えた言葉の量が可視化され、達成感が伴うので学習にのめり込みやすいとされる。

ただし、隙間時間を学習時間に充てたいビジネスパーソンにとって、分厚い紙の辞書をつねに持ち歩くのは負担になるだろう。そこで提案するもう1つの方法は、私が実践する「言葉の採集」だ。

例えば読書の際、初見で意味のわからない言葉や気になる言い回しをページ上部の余白に書き出す。その時点では意味を推測する程度で本を読み進め、読み終わった後に余白部分を見返して、辞書で言葉の意味や用法を調べる。

知らない言葉に線を引く人もいるが、それだけでは簡単な動作なので記憶に残らない。余白に書き出すことで漢字表記も覚えるし、それ自体が「初めて出合った語彙のリスト」になるので、後で見たときにわかりやすい。このリストは時々読み返すとよい。

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