「2019年末までに北朝鮮への経済制裁が解除される。中国も規制を緩めて経済状態がよくなる」。北朝鮮を訪れた複数の外国人によると、現在、北朝鮮の首都・平壌ではこんな見方が広がっているという。これは国民の多くが「金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長がトランプ米大統領とうまく話をつけるだろう」という根拠のない予測を持っているためだ。また、19年6月に中国の習近平国家主席が訪朝したことも楽観論を支えている。
閉鎖国家の北朝鮮にとって、隣国・中国の存在感は大きい。貿易額全体の9割を中国が占める。国内に流通する外貨として人民元が広く流通しており、国民に最もなじみのある外貨だ。
今年に入って中国からの食糧援助が増えている。経済制裁の影響で、とくに地方では物不足が深刻化している。それでも食糧は中国から十分な援助が来ており、深刻な食糧不足は起きていない。
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