内モンゴル自治区の包商銀行や遼寧省の錦州銀行、山東省の恒豊銀行など経営難にあえぐ中国の地方銀行が相次ぎ政府当局の管理下に置かれている。ただ大手銀行の決算はいずれも堅調だ。
世界最大の商業銀行である中国工商銀行の上半期純利益は前年同期比4.7%増の2.5兆円。2位の中国建設銀行は同4.9%増の2.3兆円だった。流動性逼迫の危機を抱えているのは地方経済の疲弊に直面する中小銀行が中心。7月に中国工商銀行が錦州銀行への出資に乗り出すなど、大手行は救済の役割を果たしている。

[チャートの見方]
成長性は2018年度までの3期売上高CAGR(年平均成長率)、拼多多と順豊は2期ベース。財務健全性は18年度末時点の自己資本比率。収益性は18年度の純利益率。効率性は18年度のROE。各項目の最大値は50%、60%、20%、20%。最大値を超えた数値はカッコで表記
(注)▲はマイナス、「─」は赤字で算出不能 (出所)各社決算資料を基に本誌作成
景気減速の逆風が吹く金融業界で近年、異例の高成長を続けているのが中国平安保険。ネット医療サービス「平安グッドドクター」の平安医療科技や、個人間融資仲介プラットフォームの陸金所(Lufax)など中国屈指のテック企業を傘下に抱える。金融とテクノロジーの融合で顧客数を伸ばし、上期純利益は前年同期比68.1%増の1.4兆円と勢いに乗る。
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