大阪大学

社会に革新をもたらす「超域人材」を育てる
トップアスリートから学ぶリーダーシップ 優れた若手人材を次代のリーダーに導く
5年一貫の博士課程プログラム

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「身体能力が秀でているだけでは、頂点を極めることはできません。自分の能力や限界を俯瞰的に把握したうえで、高い目標を達成するために何が必要かを論理的に考え、的確な方法でやり遂げる。ネガティブな感情をコントロールし、どんな時もメンタルを強く保つ。また多くの人に支えてもらうための対人関係スキルも欠かせません。そうしたあらゆる『ライフスキル』を世界レベルにまで高めた優れたアスリートによる指導だからこそ、受講生の吸収力も目覚ましいのです」(岡本特任講師)。

加えて、昨年、一昨年の同授業を受講した上級生がファシリテーターとなって現受講者をサポートする仕組みが、学びをさらに深いものにしている。

「当事者として参加した時は、自分や自分のチームのことしか考えられなかったけれど、今年は受講生全体を見渡してマネジメントするなど、メタ視点を持って後輩を導くことができました」(佐藤紗良さん・文学研究科)と、院生が語る一方で、平井准教授も次のような手応えを感じている。

「リーダーシップは、言葉だけで教えて身に付くものではありません。活動を通じて『体得』し、合宿での体験を自らの言葉で読み替えることによって、実践知となっていると感じています」。

「超域イノベーション博士課程プログラム」から育った人材は、新たな時代を切り拓く、これまでにないリーダーとなるかもしれない。教員たちの想像を超え、年々成長を遂げる院生の姿に、そんな期待が大きくなる。

詳細な情報とお問い合わせ
大阪大学未来戦略機構第一部門
超域イノベーション博士課程プログラム
 http://www.cbi.osaka-u.ac.jp/