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北朝鮮問題のワイルドカード、ロシアが静観する理由とは? 慎重姿勢が目立つ米朝首脳会談への反応

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北朝鮮はロシアとの経済交流を進めようとするが、経済制裁の壁は厚い(YONHAP NEWS/アフロ)

ハノイでの米朝首脳会談に対するロシアの反応は、今のところ慎重姿勢が目立っている。3月1日の定例会見で、ロシア外務省のザハロワ報道官は米朝首脳会談について詳細なコメントを避けた。ただロシア外務省は、すべての関係国が合意可能な結果を得るには時間がかかるとし、それとなく前向きな評価を示してもいる。

米国はこのところ北朝鮮問題との関連でロシアに特別な関心を寄せてきた。ハノイでの米朝首脳会談に先立ち、米国のランバート国務次官補代理代行はモスクワに飛び、ロシアの政府高官らと会合を持っている。そして米朝首脳会談が終わると同氏はモスクワを再訪。ロシアで北朝鮮の核問題を担当するブルミストロフ大使と会い、米ロがこの問題で協力関係を維持していくことを確認した。

一方、ロシア大統領府のペスコフ報道官はハノイの米朝首脳会談が物別れに終わった直後、詳細は未定としながらも金委員長の訪ロに向けた調整が進んでいると発表した。金委員長はこれまで以上にロシアの協力を必要としている、というニュアンスを漂わせたのだ。

北朝鮮とロシアは3月6日、「通商経済・科学技術協力をめぐる政府間委員会」の第9回会合をモスクワで開催。ロシアからはコズロフ極東発展相が、北朝鮮からは金英才(キムヨンジェ)対外経済相(上写真左)と金衡俊(キムヒョンジュン)駐ロ大使が出席し、北朝鮮出稼ぎ労働者をめぐる国連制裁について話し合った。

朝鮮労働党幹部によれば、同委員会の開催はちょうど金委員長がロシアとの協力関係を「特別に考慮」し始めたタイミングと重なる。そして、北朝鮮指導部が対ロシア関係を重視しているとの情報が伝わると、ロシアのインタファクス通信はすぐさま、北朝鮮とロシアの両政府が二国間貿易の拡大を計画していると報じた。

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