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慶応大学教授 渡辺 靖氏に聞く 『リバタリアニズム』を書いた

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国家の介入を最小限にし、個人や社会、経済の自由を追い求める「リバタリアニズム(自由至上主義)」という考えが、米国で広まっている。「自由市場、最小国家、社会的寛容」を軸に、保守でもリベラルでもない第三極としてミレニアル世代(1980年代から2000年代初頭の生まれ)を中心に支持を獲得、世界を揺るがす存在へと育ちつつある。

リバタリアニズム-アメリカを揺るがす自由至上主義 (渡辺靖 著/中公新書/800円+税/213ページ)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

──リバタリアン(自由至上主義者)の立ち位置を教えてください。

71年に米リバタリアン党を創設したデビッド・ノーランによる、「ノーラン・チャート」という概念図が参考になります。同図によると、大きな政府への志向が強いリベラル派である民主党は、「経済的自由を軽視」し「個人の自由を重視」します。一方、小さな政府を志向する保守派である共和党は、「経済的自由を重視」し「個人の自由を軽視」します。つまり、「経済的自由」と「個人の自由」とでそれぞれが正反対の立場を取っています。

他方、リバタリアンは両方の自由を重視します。例えば政府の権限を強める増税には反対ですが、個人の自由を認める立場から同性婚などには賛成です。

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