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人質開放でわかった日本の国際テロ対策能力 首相官邸と警察庁の国際テロ対処力は高い

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  • 佐藤 優 作家・元外務省主任分析官

2015年6月、内戦下のシリアで反体制派が支配する地域であるイドリブ県にトルコから入った後、武装勢力に3年4カ月拘束されていたフリージャーナリストの安田純平氏が10月23日に解放され、2日後に帰国した。

安田氏は、拘束されていたときの状況についてこう述べている。〈安田さんは2015年6月22日にシリアに入り、翌日朝に拘束された。そこで体験したのは、「解放」をうたって強制された数々の「拷問」だった。トイレに立つ際に音を立てると、犯行グループの話を「盗み聞きした」「スパイだ」と疑われた。グループのこうした疑念はエスカレートし、生活に様々な「ルール」が設けられたという。/「16年からは、ほぼ毎日、『解放する』と言われた。その代わり、『これをやったら帰さない』という不可能なことを要求された。高さ1.5メートル、幅1メートルの場所で、24時間、身動きしても、何一つ音を立ててもいけないと言われた。それを8カ月やらされた」/部屋の外で監視され、要求された行為ができないと、自身の独房の前に他の収容者が呼ばれて殴りつけられ、その様子を見せつけられたという。/「頭を洗ってはいけないというルールが設定され、服も洗えない。指を動かして関節が鳴ってもダメ。歯磨きもダメ。頭も体も洗っていないから、かゆくてかくと音が鳴る。鼻息も、指が鳴っても、寝ている間に体が動いてもダメ」/安田さんは、犯行グループのメンバーが「ゲーム」としてこうした要求を出していたと考えている。〉(10月26日「朝日新聞デジタル」)

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