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ビジネス #クルマの新主役

Interview|ルネサスエレクトロニクス社長 呉 文精 「インテル、エヌビディアとは土俵が違う」

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9月に、米IDTを7000億円超で買収すると発表したルネサスエレクトロニクス。車載半導体事業の行方を呉文精社長に聞いた。

くれ・ぶんせい●1979年日本興業銀行入行。GEフリートサービス社長、カルソニックカンセイ社長、日本電産副社長を経て2016年から現職。産業革新機構が主導した再建後の成長戦略を担う(撮影:尾形文繁)

──自動運転の時代が到来する中で、ルネサスが果たす役割とは?

私どもが中心としているのがマイコン、SoC(System on a Chip)といった自動運転車に欠かせない頭脳部分だ。自動車のテレビCMを見ていると、5年ほど前は燃費の話が多かったが、今は自動運転の機能をうたうものが多くなっている。何が新しくなったかといえば、マイコンの性能だ。そういう意味では、われわれが果たせる役割は大きくなってきたと思う。

──車載半導体市場におけるルネサスの強みはどこにありますか。

マイコンについては、蘭NXPセミコンダクターズ、独インフィニオン・テクノロジーズよりも微細化で2〜3年は先を行っている。微細化が進めばプロセッサーの処理スピードが速くなって、メモリサイズが大きくなる。自動車において最も重要な消費電力も抑えられる。

自動運転に必要なSoCでもわれわれがいちばん先端を行っていると考えている。完成車メーカーが「松竹梅」のラインナップをそろえたいとき、ハイエンド部分を提供できるのはわれわれだけなので、今は有利な立場にあるはずだ。

──IDT買収の意図は。

IDTが強いのは、データセンターなどでコンピュータがどの処理をどういう順番でやるか優先順位をつける、タイミングデバイスという製品だ。自動運転の時代になると、大量のデータ処理が必要になる。たとえば目の前に子どもが出てきたのでブレーキをかけるといったリアルタイムで処理しなければいけない作業と、少し後でもいい作業が出てくる。そうなると、自動車向けにIDTの製品が必要になる。

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