
「石から紙やプラスチックを作り出す」、そんな驚きの新素材を開発しているのがTBMだ。
同社が開発した「LIMEX(ライメックス)」は石灰石を主原料にした新素材で、紙やプラスチックそっくりに成形可能だ。耐水性や耐久性が高いのが特長で、現在、LIMEXで作った名刺を2000社の企業が導入しているほか、大手飲食店のメニュー表や東京マラソンで配られた地図にも採用されている。
主原料の石灰石は「無尽蔵に存在し、枯渇の心配がない鉱物資源」(山﨑敦義代表〈44〉)。紙と異なり木材パルプや水をほとんど使わずに製造でき、環境負荷が小さいという利点がある。
山﨑氏は中古車販売会社の経営者などを経て2011年にTBMを設立した。きっかけは、08年に出合った台湾のストーンペーパー。「石でできた紙」に引かれて輸入販売したが、品質が不安定で高価格。ほとんど売れなかった。日本製紙・元専務の角祐一郎氏(現TBM会長)をはじめとした専門家の支援で10年に課題をクリア。自社製品の開発に成功した。ベンチャーキャピタルから累計60億円の資金を調達。「20年の量産化と海外展開へ向けスピードを上げていく」(山﨑氏)。

世界初の透明な超軽量断熱素材「SUFA(スーファ)」の実用化を進めるのが、ティエムファクトリだ。
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