2月に発表された住宅情報サイト「SUUMO」の「住みたい街ランキング2018」で、昨年に続き、関東の6位にランクインしたのが武蔵小杉だった。
昨今、住みたい街として人気が定着してきた武蔵小杉。これは町名ではなく、あくまで駅の名称だ。同駅は東急の東横線、目黒線、JRの南武線、横須賀線、湘南新宿ラインが乗り入れる一大ターミナル。東急線からは渋谷や目黒へ、JRからは東京、新宿、品川、立川といった主要な駅へ乗り換えなしでアクセスできる。
武蔵小杉はかつて東急東横線とJR南武線が交錯するだけの目立たない駅だった。脚光を浴びたきっかけは2000年の東急目黒線の開通、さらに10年のJR横須賀線の新駅開業である。これらにより交通利便性が飛躍的に向上。「住みたい街」の土壌ができた。
人気に拍車をかけたのが、高層のいわゆるタワーマンション(タワマン)の林立だ。同駅周辺はもともとNECや富士通などの工場がひしめいていた。その後の工場移転に伴い、跡地にタワマンの建設ラッシュが発生。30〜40代のミレニアル世代が殺到したのだ。
マンション価格はうなぎ上りが続いた。今では築年数が浅いタワマンの中古価格が、1坪当たり400万円台にまで高騰している。
17年末時点で20階建て以上のタワマンは9棟。1棟当たり500戸、1戸当たり住民3人で計算すると、約1万3500人のタワマン住民が暮らしていることになる。
今後、その住民数はさらに増えそうだ。現在判明しているだけで、25年度末までにさらに6棟のタワマン建設が計画され、新規で約1万人の流入が見込まれる。
子育て世代が多いため、すでに周辺の小学校は生徒が飽和状態にある。19年4月には、同駅北口に新小学校が開校する予定だ。
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