乗車拒否、乗車拒否、次もまた乗車拒否。しだいに気がめいってくる。
昨年はインドネシアのジャワ島西部にあるバンドンで年越しした。大みそかは地元のスンダ料理を味わい、ホテルの窓からは町全体を覆い尽くす花火を堪能した。
元日はバンドン会議の会場を見学しようとしたものの休館日。となると、ジャカルタに移動するのみの楽勝な日になるはずだった。
年始ということもありジャカルタからの往路で利用した鉄道は満席で乗れない。バスでの移動も面倒だ。ならばと、配車サービスのUber(ウーバー)を調べると片道約4時間で80万インドネシアルピア(約6000円)と表示される。やや高いがこれに決まりだ。
配車サービスはスマートフォンでリクエストを出すと最初にそれを受諾した運転手が客を獲得できる仕組みだ。そのため運転手は行き先などをチェックせずに早い者勝ちでリクエストを受ける。
リクエストを受けてから行き先が長距離のジャカルタと知りおじけづくわけだ。3台から乗車拒否をされあきらめかけ、今度拒否されたらバスで行こうとしていたら4台目はきちんとホテルに着いた。
4台目の運転手は30代半ばくらいの男性、ベニー氏。何と彼はこちらが乗り込むまで行き先を確認していなかった。そして、「ジャカルタまでは渋滞がひどく、時間がかかりすぎるので行きたくない」という。ベニー氏に「チップを別途出すので行ってもらえないか」と持ちかけてみるものの、態度が変わる様子はない。
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