穏やかな陽気の秋晴れの日。長岡駅前にはベンチでお弁当を食べる人や読書をする人がいた。衆議院議員選挙を翌週末に控えているにもかかわらず街は静かだった。
長岡市は新潟県第2の都市で同県の中央部に位置。東京から新幹線で1時間30分のところにある。
長岡市を含む選挙区はかつて、田中角栄元首相(故人)の地盤だった。その後、娘の田中眞紀子氏が継ぎ、“田中王国”を築き上げてきた。だが、眞紀子氏は2012年の衆議院議員選挙で当時の民主党から出馬するも比例復活もできずに落選した。
眞紀子氏の夫である田中直紀氏も16年の参議院選挙比例代表で落選。永田町に69年間存在してきた「田中」の名前が途絶え王国は崩壊した。
出馬を熱望する声も
「まったく姿を見ない」。長岡に住む70代の女性はそう話し、眞紀子氏や直紀氏を最近見ていないと言う。
この記事は有料会員限定です
残り 289文字
