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キャリア・教育 #教養としてのテクノロジー

テクノロジーに覚醒した日本の製造業 ヤマハ発動機 現地に溶け込んで新事業のタネを探す

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「シリコンバレーで起こっていることは、率直に言ってよくわからない。だがわからないからといって遠ざけるんじゃなくて、出資して内側からわかろうじゃないか」

米シリコンバレー視察から戻ったヤマハ発動機の柳弘之社長は経営幹部を集めた場で、そう語った。現地に2015年7月、新事業開発のための子会社、ヤマハモーターベンチャーズ&ラボラトリーシリコンバレー(YMVSV)を設立する直前のことだ。

ヤマハは2輪車とマリン(ヨットなど)が収益源(図下)。ほかに電動アシスト自転車や産業機械、農薬散布用ドローンなども手掛けるが、太い事業柱にはなっていない。新会社は第三の柱につながる投資先や知見を求めて設立された。

シリコンバレーにCVC(事業会社によるベンチャーキャピタル)などの拠点を置く日本企業は決して珍しくない。その中にあってYMVSVは、スタートアップ企業のインナーサークルに最も溶け込んでいるという評価を得ている。

YMVSVの西城洋志CEOは14年、調査目的で駐在して愕然とした。「起業家の間で、日本人駐在員には会う価値がない、という残念な評価が定着していた」。『日本企業がシリコンバレーで「蚊帳の外」に置かれるワケ』の記事にあるように、日本企業は話を聞くだけで結局何もしないか、意思決定が遅すぎるのだ。

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