収益ではなく給料で見た場合、銀行間でどれくらいの差があるのか。上場企業を対象に直近のデータを使って算出したのが、記事下の銀行版・生涯給料ランキングだ(算出方法は下囲み)。
結果はトップ3にメガバンクが並んだ。1位になったのが、三井住友フィナンシャルグループ(傘下の主要銀行ベースで推計)。国内最大の金融グループである三菱UFJフィナンシャル・グループをしのぎ、今回のランキングの中では唯一、3億円超えとなった。
この2社の平均年齢にはほとんど差がない。2016年3月期の有価証券報告書で公表されている数値を見ると、三菱東京UFJ銀行の平均年齢は37.8歳で、三井住友銀行が36.5歳。一方、年間の平均給料で見ると三菱東京の787万円に対して、三井住友は40万円以上多い830万円だった。
みずほ上回る横浜銀、スルガも上位に
地方銀行のくくりで見るとトップは静岡銀行だが、本来ならば三菱UFJに次ぐ3位に入っていたのが、横浜銀行。有報のデータでは平均年齢が37.8歳とみずほ銀行と同じだが、年間平均給料は761万円で、みずほ銀行(757万円)をわずかに上回る。あくまで推計だが、40歳モデル年収は静岡銀行を上回り、地銀で最高の823万円になる。
横浜銀行は16年4月の東日本銀行との経営統合を前に、同年3月末時点でいったん上場廃止(4月1日にコンコルディア・フィナンシャルグループが上場)となった。そのため、ランキングの対象(16年3月末時点の上場金融機関)に含まれなかった。
ランキングの上位20社を見ると、県内トップの地銀が並ぶ。目を引くのは地銀が複数ある県で、20位までに2行が入ったのは静岡県だけだったこと(滋賀銀行、南都銀行〈奈良〉、京都銀行、山梨中央銀行は、県内に地銀が一つ)。
12位に入ったスルガ銀行(本店・沼津)は、貸出量は静岡銀行の半分以下だが、業績が右肩上がりだ。同行は中小企業向け貸し出しがメインの一般的な地銀とは違い、個人向け貸し出しの比率が高い。市場金利の低下から地銀が軒並み収益を落とす中、着実に収益を増やしており、16年3月の最終利益は367億円と過去最高を記録した。
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