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ビジネス #オーケーの野望

オーケー社長・二宮涼太郎 顧客の信頼が絶対、だから不利な情報も出す

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にのみや・りょうたろう●1974年生まれ。2015年三菱商事から経営企画室長としてオーケーに出向。16年6月から現職。(撮影:今井康一)

「オーケーに来て買い物をすれば、とにかく損はさせません」という理念を徹底するため、1986年以来、当社は“Everyday Low Price”(EDLP)の方針を採用してきました。毎日、競合店の特売価格を下回る価格で商品を提供するのです。

最近では他社もEDLPに向かっています。特売で訴求する場合、特定の1週間の売り上げが一時的に急増するなどブレが大きい。EDLPなら、販売数量の予測が容易で発注や品出しの作業を効率化することができます。

低価格の目玉としてプライベートブランド(PB)を展開するスーパーがあるが、オーケーはあくまで食品メーカーのナショナルブランド(NB)が主力です。なぜならばそれが顧客にとっていちばんわかりやすいから。NBで理想的な価格が実現できないときはPBを使うこともあるが、PBの販売比率を何%に……という考え方はしていません。

「オーケーはディスカウントストア(DS)なのか食品スーパーなのか」と聞かれることがあるが、そうした分類よりも、ほかならぬ「オーケー」でありたい。

毎週火曜日、当社で最も重要な商品会議が開かれます。加工食品や生鮮品など、各担当バイヤーが取引先との商談結果を報告し、新商品を吟味します。加工食品は丸一日がかり。生鮮品は備え付けのキッチンで調理して、参加者全員で試食します。

「この商品を置いてほしい」という顧客の要望も商品会議で議論します。本当によいとなれば導入するし、すでに販売している類似商品のほうが価格的にも価値があると判断したら、「こちらのほうをお薦めします」と伝えます。

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