有料会員登録 東洋経済オンラインとは
政治・経済・投資 #混沌へと向かう未来

米国はブッシュ時代の悪夢を忘れたのか! [INTERVIEW]パトリック・ハーラン(パックン)

3分で読める 有料会員限定
タレント パトリック・ハーラン(パックン)
Patrick Harlan / 1970年生まれ。米コロラド州出身。ハーバード大学卒業後、来日。パックンマックン結成、テレビレギュラー出演多数。著書に『大統領の演説』など。(撮影:梅谷秀司)

ドナルド・トランプ氏の大統領選挙当選が決まったときは、「もう世界の終わりが来た」と思うぐらい大ショックだった。「いや、これは夢だ」と現実をなかなか受け入れられず、しばらく途方に暮れていた。僕はトランプ氏当選の確率は3割と予想していた。本当は3割でさえ、少し高めに言っていたくらい。

「トランプの選挙戦は全部パフォーマンスで、大統領に就任したら常識人になる」と言う人もいるけれど、それはのんきな見方だね。甘すぎるんじゃないの。彼が大統領に就任する前から、僕の心の中では日々心配事が膨らんでいる。自信を持って言うけど、常識人に変身するなんて確率はやっぱり3割くらい。

米国の「今のオバマ政権より悪いことってあるの?」と言う人たちに僕は、「悪いけど、ブッシュ(・ジュニア)時代を思い出してよ」と話している。イラク戦争やリーマンショックを引き起こして、ハリケーンが上陸しても何もできなかった政権だ。「みんな、あの最悪の時代を思い出せ」と心から叫びたい。たった8年前、そんな大昔の話じゃないのに、もう忘れたのか!

僕の中で16年の漢字は「狂」で決まりだ

米国はある種の平和ボケにあるのだと思う。実際にはオバマ政権の恩恵を受けた人は多いはずなのに、あんまり意識されていない。平和だから逆に小さいことで怒っている。本当は誰も移民に生活を脅かされてはいない。右寄りのFOXテレビやインターネットのニュースサイトが移民の怖さをあおると、自分とは関係ないのに怒りの矛先が移民に向かうようになった。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数