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ソサエティ5.0の姿がまもなく浮かび上がる [INTERVIEW]山海嘉之 サイバーダイン社長

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CYBERDYNE社長 山海嘉之
さんかい・よしゆき/1958年生まれ。2004年から筑波大学大学院教授、大学発ベンチャー・サイバーダイン設立。14年東証マザーズに上場。(撮影:尾形文繁)

人類は大きな社会変革を経ながら、生きてきた。大地を走り回って食べ物を捕まえていた狩猟採集社会を経て、農耕社会へ。工業社会では地球の裏側まで輸送網がつながり、この世界を相対的に小さなものにした。工業社会は実空間の中で経済活動が行われていたが、今はフィンテックのように徐々に情報空間やIT空間の中でも活動が行われるようになった。

日本の政府は狩猟採集社会に「1.0」という番号を振り、「ソサエティ1.0」と呼んでいる。今の社会は「4.0」、次の未来は「5.0」だという。未来にもラベリングをすることで、みんなでイメージを共有できる流れができた。

「積み上げたら、未来になった」のではなく、明確な青写真があって、そこから戻って現在と未来をつなぐ。世の中がそのような流れにシフトし始めている。従来見られなかった手法で、画期的だと思う。

身の丈を超え始めた技術

未来は自らやってくるものなのだが、自分たちで作り出していくことも可能である。「5.0」は作り出していくことになる。そのとき必要となるものに、たとえば「サイバニクス革命」がある。人間、ロボット、情報系が融合、複合化した新しい技術だ。日本ではこれは超高齢化の課題を解決する技術になるだろう。

かつて社会で、ネアンデルタール人とホモサピエンスは共生している時期があった。ホモサピエンスだけが生き残ったのは、オオカミという生き物をうまく手なずけて、犬という生き物に変えたからである。犬と一緒に生きることで、身の回りの安全を確保しながら、楽に食糧を手に入れられるようになった。

それでは今、人類は身の丈を超え始めたテクノロジーをどう活用し、進化の道を歩んでいけばいいのだろうか。情報空間が大きく育ち始め、ロボット技術の進化も目覚ましい。ホモサピエンスが犬と共生したように、今の人類が生き抜いていくうえではテクノロジーとの共生が大きな課題となる。

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