テレビ・新聞はシニア層頼み
世代間“メディア格差”が鮮明
10年先、新聞やテレビは代表的なメディアの座を降りているかもしれない。電通総研は2015年、「頼りにするメディア」について調査を行った。すると40代を境に結果が大きく分かれた。
15~39歳はテレビや新聞への信頼度がマイナスとなる一方、ネットニュースやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)はプラスだった。テレビや新聞・雑誌を頼りにしているのは50代以上。彼らがリタイア世代となる10年後、伝統的なマスメディアを取り巻く環境は一段と厳しくなっているだろう。
本誌のアンケート調査では「おカネを払っているメディア」は、NHKなどテレビと新聞が圧倒的だった。一方、種類豊富なスマートフォンアプリだが、有料のものはあまり使われていない。スマホ保有者の8割弱は無料アプリしか使っていない。

スマホの普及に伴い、メディアへの接触方法が大きく変わっている。文字メディアは新聞と出版、動画メディアはテレビ、といった従来の分類をネットはすべてのみ込んだ。そして、SNSやキュレーションサイト、ブログといった新たなメディアを生み出した。いずれも広告収入に支えられた無料モデルだ。今やスマホは“総合メディア端末”となり、ネット広告はテレビに迫る勢いで成長し続けている。
この記事は有料会員限定です
残り 470文字

