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テレビをつければ、高齢者向けの健康情報番組が氾濫し、「飲んではいけない薬」といった医療特集が毎週のように週刊誌の誌面を飾る。これも高齢社会ニッポンの一断面なのだろう。
しかし、医療技術が進歩し、健康寿命が延びても、人はいずれ老い、死に至る。「不老長寿」「不老不死」は幻想なのだ。世界一の長寿を達成した日本に必要なのは、とどまるところを知らない高齢者の長寿・健康志向を抑制することと、世代間負担の公平化を図るギアチェンジだ。
日本はこれから本格的な多死社会を迎える。2025年には75歳以上の人口は2200万人弱に達し、5人に1人が75歳以上という、人類が経験したことのない超高齢社会に突入する。このまま高齢者の長寿志向、健康欲を野放しにしておいては日本の医療制度がもたないことは明らかだ。
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