有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス

セブン新社長を待つ重圧 井阪氏めぐる駆け引き 次期トップは不振事業の再建・整理が急務

3分で読める 有料会員限定
「もうゴタゴタはなし。一枚岩でやっていく。できることは何でもやる」と語った井阪氏

カリスマなきセブン王国はどこへ向かうのか。

4月7日、自ら提案した、セブン-イレブン・ジャパンの井阪隆一社長(58)を交代させる人事案が取締役会で否決されたことを受け、電撃引退を発表した鈴木敏文セブン&アイ・ホールディングス会長兼最高経営責任者(83)。その後任人事をめぐり、当事者たちの思惑が交錯している。

一部で浮上しているのが、村田紀敏・セブン&アイ社長(72)が退任し、井阪氏を後任に据える人事案だ。村田社長は鈴木会長とともに井阪氏のセブン︱イレブン社長交代人事を推進してきた。今回の混乱に一定の責任を取るというのは自然な流れだろう。井阪氏の後には古屋一樹副社長(66)が昇格するとの見方もある。鈴木会長の後釜は置かない可能性が高い。

ただ、井阪氏がセブン&アイ・グループの舵取りを担うという案について、井阪氏自身は4月12日時点で、「僕は立場上、何も聞いていない。(後任人事は)指名・報酬委員会が打ち合わせをして、決めてくれると思う」と述べるにとどまった。

セブンイレブンについては「国内に加え海外も伸ばしていきたい。天職だと思っている。ぜひ続けたい」と社長職続投の意志を強調した。

そもそも井阪氏をめぐっては、さまざまな評価が混在する。鈴木会長は退任表明会見で井阪氏についてこう指摘していた。「残念ながらCOO(最高執行責任者)としての改革案は出てこなかった。セブンイレブンの経営方針はずっと(私が)出してきた。彼はそれに従っただけ」。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数