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「日本はヘリコプターマネーに踏み込むべきだ」 正統派論客まで極論を語り始めた

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 新著『Between Debt and the Devil(債務と悪魔のはざまで)』で過激なヘリコプターマネー政策論を展開する経済学者アデア・ターナー氏。はたして同氏の言う「秩序あるヘリマネ」は可能なのか。

Adair Turner●1955年生まれ。英ケンブリッジ大学卒業。大学教授なども経て現在は英シンクタンク会長。2005年一代貴族の称号を得た。

──世界経済をどう見ますか。

IMF(国際通貨基金)などの認識と同じだ。世界経済は減速しており、さらに減速するリスクは大きい。中国経済の急減速が響いた。

中国ではサービス業が伸び、雇用も増えていたけれども、建設ブームは縮小していた。中国経済の減速で世界全体に大きなデフレ圧力が働き、原油価格やほかの商品価格が下落した。日本では昨年12月と今年1月の輸出が大きく減少している。

影響が最も顕著に出ているのが日本やユーロ圏だ。日本は日本銀行が目標とする2%のインフレ目標を達成できるとは思えない。ECB(欧州中央銀行)も2%の目標に到達できないだろう。中央銀行も政府も既存の政策では目標を達成できないことを認識するべきだ。

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