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ネットもリアルも炎上 「鬼女(きじょ)」とは何者か テレビ映像で住所割り出す 事件後に別の騒動

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エンブレム問題では鬼女が騒ぎ出した。その情報収集能力の高さは並大抵ではない(写真/アフロ)

世間を一時、騒がせた、2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレム盗用疑惑問題。

そこで別の角度からクローズアップされた一つの現象がある。巨大な匿名掲示板の『2ちゃんねる』上で、いわゆる「鬼女」とされる女性たちが、デザイナーである佐野研二郎氏の疑惑について、次々検証をしていったことだ。

2ちゃんねるではジャンルごとに掲示板が存在する。既婚女性の板は略称の「既女」から、鬼のように厳しい女性という意味も込めて、いつしか「鬼女(きじょ)」と名付けられるようになった。

鬼女は30代以上の既婚女性で、主婦が多いとされる。時間に余裕があるうえに、比較的高学歴で、ITリテラシーも高い。ネットの検索やSNS(交流サイト)の情報収集に非常に長けている。

既婚女性が中心のためか(実は男性との指摘も)、芸能人のスキャンダルや学校のいじめ事件には、過敏に反応。不倫をした一般女性のブログから、検索で個人情報を探し出して掲載したり、ある新聞社の英語版に低俗な記事が載っていたのを追及し、新聞社側が陳謝するまで追い込まれたこともあった。

彼女たちは、スキャンダルや事件を起こした人物を集中攻撃して、ネット上の“祭り”を起こすきっかけ作りが得意。そのために個人情報をネット検索で特定する行為を徹底的に行うのだ。

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その調査能力はずば抜けている。11年にあるテレビ局関係者の問題発言を追及した際には、車のボンネットに映った建物の映像から、住所を割り出したことさえあった。

もっとも、東京五輪エンブレムの問題では、最初に情報を流したのは鬼女でなく、2ちゃんねるの別の掲示板「ニュー速+(プラス)」だったようだ。そこから鬼女に飛び火し、大きな騒ぎとなって、社会的問題に発展した。

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