トップ主導型の戦略的オフィス投資が
ビジネスに変革をもたらす
個人とチームの力の最適バランスを追求する
"Focus & Collaboration"
オフィスで仕事の集中を中断させるのは上司の声掛け、と73%もの人が答えているんです」と語るのは、岡村製作所オフィス研究所の所長・鈴木勇二氏だ。「かたや仕事をしてゆく中で有効な情報やサポートをしてくれるのも上司、と81%の人が答えています。最近の日本のオフィスはコミュニケーション中心のオープンオフィスが主流になっていますが、本当にそれでよいのでしょうか。そこで私たちは仕事の内容や状況、その時の気分や性格などに合わせて最適な環境で、個人の力を最大限に発揮し、チームの成果につなげるオフィス環境の実現を目指しています」。
仕事に没頭している人にとって集中力を中断させられることは迷惑で、仕事の効率を落としミスを誘発するかもしれない。しかし、組織の中で働いている限り、一人きりでは仕事を完遂することはできない。チームのメンバーはもちろん、他チームの人とも密接につながって情報を共有し、議論してゆくことも考えなければならない。この"個人のフォーカス"や"チームのコラボレーション"を最適なバランスで融合させたオフィス環境が"Focus & Collaboration"というわけである。
「当社は、多様性に応える環境づくりについて以前からさまざまな知見を蓄えてきています」と話すのはソリューション戦略部の部長・大野嘉人氏だ。「昨年その知見を活かし"Quiet revolution"というキャッチフレーズの下、働く人の性格を活かし、個人の力が十分に発揮されるオフィス環境づくりを提案しました。そして今年は、個人の力をさらに引き出す方法とともに、個人の集まりであるチームの活動をより効率的に進め、創造性を高めていく環境づくり "Focus & Collaboration — 個人力とチーム力の最適バランス"を提案しています」。
「もちろん"Focus & Collaboration"のバランスは企業や組織によってさまざまです。そのベストバランスを見つけ出すのがオフィスづくりのプロであるオカムラの仕事です」(鈴木氏)。これまでオカムラが手掛けた数多くのオフィスづくりのノウハウに加え、大学とのオフィスにおけるコミュニケーションの共同研究、ICTや新たなデバイスがオフィス環境とワークスタイルをどう変化させるのか、など先進的な研究にも取り組んでいる。このような科学的なデータをベースにしているところが、自社で研究所を持つ岡村製作所の強みとも言える。
「私たちは"Focus & Collaboration"の提案を当社だけのものでなく、日本のオフィスづくりの主流にしていきたいと思っているんです」(大野氏)。この想いを実現させるため、自らも東京の"OFFICE LABO"や、大阪の"KIZUKI LABO"などで改善を重ねながら、個人と組織が共に活性化し豊かになるよう、多様性に応える環境づくりの提案をしていく考えだ。業界のリーディングカンパニーとして、未来を見据えたオフィス革命を発信するオカムラに今後も期待したい。