キャリアに向き合う人たちの生の声
キーワードは客観視。
転職ありきではない、話せるという安心感。
— キャリアを考える上で転職することにネガティブな印象はありますか? また、ヘッドハンターが介在する意味は?
A:私が転職したときには「次のチャレンジをしたい」という思いが強かったのでそういった不安はありませんでした。
C:私も転職経験者ですが、リスクと転職によって得られるベネフィットを鑑みてこれまでやってきました。転職自体はダメなことでもないし、怖くもない。むしろ、今の会社に残ったほうがいいのか、それとも次のチャレンジを行うべきなのか。そういう時に客観的な意見をもらえる意味でヘッドハンターは活用できるよね。
E:新しいことにチャレンジしたいという思いはあっても、家族のことを考えると転職することに躊躇してしまいます。まだ子供が小さいとか、両親の介護とか。そういった個人の抱える事情によって、転職への向きも変わってくるんじゃないでしょうか。
D:私はヘッドハンターと頻繁に接触して今後のキャリア構築について相談しています。例えばコンサルへ行くのであれば2年間はいた方がいいとか、事業会社ではこういう仕事やステップを積んだほうがいいなんて話を教えて頂いており、転職はそういったキャリアの選択肢のひとつというのが私の考えです。
B:転職について真剣に考えたことがないので、正直なところイメージがあまり湧きません。今の仕事にはやりがいがあるので、もしそれがなくなったら転職を考えることになると思います。ただ、同じ会社で長いこと働いているとそれが日常化していく。普段当たり前のように思っていたものが無くなったときに、一体どうなってしまうのだろうという不安はあります。会社にすがるような生き方はしたくないし、社内ではキャリアを客観的に観てくれる人がいない。キャリア形成のためのヘッドハンターがいたらいいなと思います。
A:転職ありきと思いがちだけど、そういう相談の先に転職がある。そんなヘッドハンターがいたらと思います。
B:僕が今日お話を伺っていて浮かんだヘッドハンターのイメージは、ドクター。仕事が身体だとしたら、定期的に検診してどこか悪いところがないか、悪いところがあればどうやって治療すればいいか客観的にアドバイスしてくれる存在です。実際にそういった方たちとお付き合いしたいと思いました。
C:先日行われたイベント(7月に開催されたCAREER CARVERオープニングイベント)の後、実際に会ってお話をしてみました。その時に感じたのは、必ずしも転職ありきでなくても会うような関係を築こうとしている方が多いのかなということ。あなたの経験ならこういうキャリアがあるよとか、今の会社でもこういった部署に行けばキャリアが拓けるよというアドバイスを頂いたので、それを元にこれから社内で動いてみようと思いました。
— 今回CAREER CARVERについて話を聞いてみて、皆さんのヘッドハンターに対するイメージは変わりましたか?
全員:はい。
— 本日はありがとうございました。(了)
今回の座談会の参加者から出た言葉は、多くのビジネスパーソンが感じていることでもある。サイトオープン以来、当初の予想を大幅に上回る勢いで会員数が伸びているというCAREER CARVER。候補者に新しい選択肢をもたらすのだから、これは当然の伸びと言えよう。
また、CAREER CARVERのヘッドハンターたちは、この新しいプラットフォームを成功させるべく、いや、本来あるべきヘッドハンターの形を体現するためと言おうか、数をこなすよりも、まずはしっかり求職者のレジュメと向き合っているそうだ。ヘッドハンターが「キャリアに伴走してくれる」のならば、ビジネスパーソンの期待を受け、日本の転職市場が大きく変わっていくことになるだろう。