火をつける「ライター」が発明された意外な理由 すべての「弱さ」は社会の「伸びしろ」になる

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(画像:マンガ『弱さを生かせる社会をつくろう』より)
火をつける「ライター」は、もともと片腕の人でも火を起こせるように発明されたものでした。「曲がるストロー」は、寝たきりの人が手を使わなくても自力で飲み物を飲めるよう作られたものです(*諸説あり)。
それが今では障害者、健常者、関係なく広く利用されています。障害者にとって便利なものは、健常者にとっても便利だからです。
つまり、「すべての弱さは社会の伸びしろ」。ひとりが抱える「弱さ」は、世界をよくする「力」を秘めています。
マイノリティが抱える、ある意味での「弱さ」を起点に、社会を変えるアイデアを生み出し続けているのが、『マイノリティデザインー弱さを生かせる社会をつくろう』の著者、澤田智洋氏です。
同書では、自身の息子が目に障害を持って生まれてきたことからの気づきや、広告業界から福祉業界へ仕事の舞台をスライドさせた経緯などが語られています。
本稿では、同書をマンガ化したものお届けします。(作画:近藤丸)

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