週刊東洋経済 最新号を読む(5/23号)
東洋経済オンラインとは
ビジネス #自動車最前線

三菱ふそうの「高度運転支援」公道で見えた実力 レベル2の前車追従、車線維持はどれだけ凄いか

7分で読める

INDEX

三菱ふそうの大型トラック「スーパーグレート」の自動運転機能を公道で試してみた
【写真を見る】三菱ふそうの「高度運転支援」公道で見えた実力 レベル2の前車追従、車線維持はどれだけ凄いか(3枚)

2019年10月、三菱ふそうの大型トラック「スーパーグレート」に搭載された日本初の自動化レベル2技術「アクティブ・ドライブ・アシスト」。当連載の「ダイムラートラックにみる自動運転の最新進化」(2020年2月6日)ではテストコースでの試乗レポートをお届けしていた。

東洋経済オンライン「自動車最前線」は、自動車にまつわるホットなニュースをタイムリーに配信! 記事一覧はこちら

今回はこのアクティブ・ドライブ・アシスト搭載車に公道(一般道路と高速道路)で試乗した。車両重量(1万1130kg)と積荷(7320kg)、そして乗員2名(130kg)を含めた車両総重量(GVW)は1万8580kgである。

まず、国土交通省が定める自動運転車両のレベルの呼称は以下の通りだ。

レベル1:アクセル・ブレーキ操作またはハンドル操作のどちらかが、部分的に自動化された状態。運転支援車
レベル2:アクセル・ブレーキ操作およびハンドル操作の両方が、部分的に自動化された状態。運転支援車
レベル3:特定の走行環境条件を満たす限定された領域において、自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態。ただし、自動運行装置の作動中、自動運行装置が正常に作動しないおそれがある場合においては、運転操作を促す警報が発せられるので、適切に応答しなければならない。条件付自動運転車(限定領域)
レベル4:特定の走行環境条件を満たす限定された領域において、自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態。自動運転車(限定領域)
レベル5:自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態。完全自動運転車

前走車追従や車線中央維持が自動でできる

改めてレベル2に当たるアクティブ・ドライブ・アシストは次の3つの運転支援技術をまとめた総称である。

① 前走車を追従する「アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)」機能
② 車線の中央を維持する「レーンキープ(LK)」機能
③ 車線からのはみ出しを抑える「車線逸脱抑制(LDP)」機能

このうちACC機能を三菱ふそうでは「プロキシミティ・コントロール・アシスト(PCA)」と呼んでいるが、本稿ではわかりやすくACC機能と標記する。

結論から述べると、公道におけるアクティブ・ドライブ・アシストの運転支援度合いはとても高かった。

なかでも高速道路と自動車専用道路での使用が許されているACC機能とLK機能の連動は、身体的・精神的な疲労が軽減され、筆者の実体験では半分程度にまで減少した。

ちなみに、一般道路での使用が認められない理由は乗用車の運転支援技術と同じで、飛び出してくる歩行者や自転車などにセンサーや車両が反応しきれない場合があるからだ。

次ページが続きます:
【東北自動車道を走ってみると?】

2/3 PAGES
3/3 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象