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大手スポーツメーカー〈デサント〉が行った調査によると、ランニングを1年以上「継続」できたランナーは23.6%という寂しい結果が出た。しかも、6カ月以内に走るのをやめてしまった「燃え尽きランナー」は68.0%に到達。空前のランニングブームの中で、新人ランナーの7割はどこへ消えたのか。走り始めたにもかかわらず、継続できずに、花火のように一瞬で燃え尽きてしまったランナーたちの“影”を追った。


70%のランナーが燃え尽きた

2月23日に8回目を迎える東京マラソンの抽選倍率(マラソン一般の部)は10.3倍。実に30万人以上のランナーが、参加費が1万円もするフルマラソンにエントリーした。10年ほど前なら信じられない現象だ。東京の大人気コースである皇居周辺では、平日の夜にちょっとした“ランナー渋滞”ができるほど、日本は首都圏を中心にランニングブームが起きている。

しかし、デサントが20歳~39歳の男女に、「ランニングをやめている燃え尽きランナーの実態調査」をしたところ、ランニング人気の裏側では、約70%もの人がランニングを6カ月以上継続できない「燃え尽きランナー」であることが明らかになったのだ。世間のイメージとは異なるデータをちょっと見てほしい。

調査によると、1年以上ランニングを継続できたランナーは23.6%と少数派だ。反対に6カ月以内に走るのをやめてしまった「燃え尽きランナー」は68.0%に達した。もっと細かく見てみると、1週間以内が12.0%、1週間~1カ月が19.1%、1~3カ月が21.8%、3~6カ月が15.1%という数字が並ぶ。

個人的には1カ月も続かなかったランナーが30%以上もいたことに驚いた。ランニングを始めた理由では、「ダイエット」「体力UP」「ストレス発散」「マラソンに挑戦したい」というものが多いが、ランニングに限らず、カラダを鍛えるという意味で、運動は"即効性"のあるモノではない。1カ月以内でやめてしまった人たちは、スリムになるなど、自分のカラダの変化に気づかないままランニングシューズを脱いだ可能性が高い。そう考えると、実にもったいない。走ることでストレスは発散できたはずなのに、なぜランニングをすぐにやめてしまう人がこれほど多いのだろうか。


燃え尽きなかったランナーは継続できる!?

筆者は大学までマジメに陸上競技を続けてきたこともあり、大学卒業後は、「走りたい」という気持ちがサッパリ起きなかった。月に一度、ストレス発散とビールを美味しく飲むためだけに、10kmぐらいを走って筋肉痛に苦しめられるというライフスタイルがしばらく続いた。近年は継続的にランニングを続けているものの、大学時代の陸上部(長距離)同期13人のうち、現在も定期的に走っているのは3人ほどしかいない。

陸上部時代の仲間の中には、アラフォーにして、フルマラソンを2時間30~40分台で走る本気ランナーもいるが、面白いことに彼らは学生時代、どちらかというといい加減だった選手たちだ。目標の箱根駅伝に出場できなかった「やり残した感」があるせいか、いまも熱心に走っている。反対に学生時代、競技一筋のマジメな選手ほど、大学卒業後はまったく走っていないケースが多い。これも「燃え尽きランナー」の一種といえるかもしれない。

この企画の担当編集者も「燃え尽きランナー」を経験したひとりだ。ランニングを始めたものの、マジメに取り組みすぎたために、疲労により1カ月も続かなかった。しかし、ウォーキングに切り替えてからは、マイペースが功を奏したのか、燃え尽きることなく継続できているという。そこで、なぜ多くの人はランニングをやめてしまったのかを考えてみた。あなたの身近にいる「燃え尽きランナー」もこの中にきっといるはずだ。


「燃え尽きランナー」を6つのタイプに分類

■「疲労度マックス型」燃え尽きランナー
走りたいのに、カラダが動かない。その最大の原因は“疲労”だ。デサントが「ランニングの継続期間とランニングの頻度の関連性」を調査した結果、継続期間が短いランナーほど、ランニング開始当初、毎日のように走るなどランニング頻度が高かった。反対に継続期間が長いランナーほど、3日に1回ペースで走るなど、開始当初から「休養」を上手に取り入れていたという。無理をせずに、日ごろからコンディショニングを整えることが、ランニング継続のカギといえそうだ。

■「マジメすぎる型」燃え尽きランナー
夏休みの宿題計画のように、事前にキッチリとスケジュール管理するタイプに多く見られる。ハマったときの“完成度”は高いものの、たいていは仕事とランニングの両立に四苦八苦。「疲労度マックス型」のように“疲労”も原因のひとつだが、マジメすぎるがゆえに、スケジュールが少し狂っただけで、一気にモチベーションを低下させる。走ることが“義務”になってしまうと精神的に辛くなる。趣味で始めるランニングは“いい加減”の方が継続できる。

■「痛くて走れません型」燃え尽きランナー
自分のカラダを把握していなかったこともあり、無茶な走りをしたことで、脚を痛めて、すぐに炎上。痛める個所は人により違うが、膝を痛めるパターンが最も多い。走ると痛みが出るため、走れない。患部周辺の筋力をカバーするべく、筋トレを勧められるが長く続かず、ランニングとオサラバしてしまう。

■「レース完走型」燃え尽きランナー
どうせ当たらないだろう、と抽選倍率の高いレースにエントリー。見事、当選してしまい、慌ててトレーニングに入る。短期集中型の練習でレースに出場して、どうにか完走。レース直後は「次はサブ○○だ!」と意気込むものの、次へのモチベーションよりも“達成感”の方が勝ってしまい、あとは過去の“栄光”に浸りがち。

■「ラン友不在型」燃え尽きランナー
せっかくランニングを継続しても、ひとりでレースに出るのは味気ない。身近にラン友がいないために、徐々にフェードアウトしてしまう。または、友達とランニングを楽しんでいたものの、ラン友が走るのをやめてしまい、ひとりでは継続できず。新たなラン友も見つからずに、自然消滅する。

■「オシャレ番長型」燃え尽きランナー
ランニングを始めると、快適でオシャレなアイテムが欲しくなってくる。走る度にアイテムを増やしていき、ひととおりアイテムが揃った頃に、テンションはマックスに。その後は、徐々にモチベーションがダウン。再び走ろうとしても、ワンシーズン前のアイテムでは走る気が起こらずに、別の趣味に走ることになる。女子に多い。


「6カ月」の壁をどう突破するのか

「燃え尽きランナー」をタイプ別に紹介したが、デサントの調査をポジティブに読み解くと、ランニングを6カ月継続することができれば、自分の趣味として定着できる可能性が高い。ランナーにとって「6カ月」がひとつの壁ということになる。

正月に太ってしまって、最近ランニングを始めたという人も多いと思うが、そろそろ挫折しやすい時期になる。あなたは大丈夫だろうか!?デサントの調査では、ランニングをやめたユーザーに再開意向を尋ねたところ、79.6%もの人が、「機会があれば再開したい」と前向きな回答をしている。多くの“ランナー予備軍”が、心の中ではランニングを継続したいと思っているのだ。では、どのような対策を練れば、「燃え尽きランナー」にならずに済むのか。次回から、ランニングを快適に継続できるポイントを紹介していきたいと思う。