第3回
Myシストレ24ってなに?

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Myシストレ24は、シストレ24のストラテジーを選択するための取引ツールです。
 基本的に、ストラテジーのロジックは明らかにされていません。ロジックが明確にわかれば、その時々のマーケット情勢に応じて、それに合致するストラテジーはどれかということを自分で判断し、ストラテジーを選択できますが、ロジックが明らかでない以上、それは困難です。

そうなると、その時々における各ストラテジーの売買パターンと、収益率などを自分でチェックして、このストラテジーはどのような特徴を持っているのかということを、自分で分析していくしかありません。でも、8000本もあるストラテジーを全部、分析するのは、少なくとも個人には難しいでしょう。そこでMyシストレ24の登場になるのです。

Myシストレ24の最大の特徴は、各ストラテジーの特性が、「ステータス」と呼ばれているアイコンで表示されていることです。
 たとえば、現在の調子が良いのか悪いのかを示したステータスもあれば、各ストラテジーが得意とする相場を示したステータスもあります。具体的には上昇局面を得意とするのか、レンジ相場を得意とするのか、といったことを示します。
 さらに言えば、コツコツ型や一発型、それらの中間的なバランス型という具合に運用スタイルを示したステータスもありますし、投資家から人気のあるストラテジーを表すもの、反対に大きな損失が生じる危険性があるかどうかを示した「バットステータス」もあります。

このようにステータスで各ストラテジーの特徴を示す「Myシストレ24」ができたことによって、シストレ24の使い勝手が一段と向上しました。ストラテジーの特徴が簡単なアイコンで表示されるため、どのストラテジーを選択すると良いリターンが期待できるのか、あるいは不調なストラテジーはどれで、それを何と入れ替えると良いのかといった点が明確になります。つまり、ファンドマネジャーの存在が不要になってきそうな話でもあるのです。

さて、ここでシストレ24において長らく人気No.1であった「Third BrainFX」のパフォーマンスを振り返ってみましょう。

このストラテジーは、2年間で何と200万円近い収益をあげました(1万通貨で運用した場合)。通貨ペアは豪ドル/円で、収益は昨年6月がピーク。7月に入ってから一気に崩れ、豪ドル売りの総攻撃を食らう形になりました。そして結果的には、75万円もの負けが生じてしまいました。
 レンジ相場に移行した、昨年7月から8月までに26連敗、昨年9月から12月では28連敗もしてしまったのです。もちろんMyシストレ24でも、昨年7月の時点で上記ステータス例の「DD更新」(DD更新とはドローダウン「利益の下落幅」更新)のマークが点灯しました。ところが、多くの投資家はこのストラテジーの稼働を停止することができず、損失はさらに膨らんでしまったのです。

システムトレードで着実にリターンを積み重ねていくためには、このように「ドローダウン更新」や「不調」、「連敗更新中」といったバットステータスが点灯した時には、素早く入れ替えることが肝心です。

こうしたストラテジーの入れ替えを、直感的に行えるのが、Myシストレ24の一番のメリットでもあるのです。