第1回
システムトレードってなに?

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FX(外国為替証拠金取引)というと、ちょっと素人には手が出せないと考える人も多いのではないでしょうか。しかし最近ではリスク管理の方法も向上し、あらかじめ設定されたストラテジー(戦略)にのっとり運用する「システムトレード」も注目されています。本連載では、6万口座以上の人気を誇るインヴァスト証券の「シストレ24」についてご紹介します。

FX(外国為替証拠金取引)というと、チャートを睨み、売り買いのタイミングを見計らい、自分の相場観を頼りに、度胸一発で勝負する、というイメージが強いのではないでしょうか。
 このように、自分で売買タイミングを判断してトレードすることを「裁量トレード」といいます。多くのFXトレーダーたちは、裁量トレードの腕を磨くため、多くの本に目を通し、試行錯誤を繰り返しながら、徐々に「勝てる」トレーダーになっていきます。
 でも、それには時間とお金がかかるのも事実です。勝てるトレーダーになるまでには、幾度となく相場に負けることを繰り返しながら、大きく負けないためのノウハウを学んでいかなければなりません。とにかく根気強さと探究心が求められます。それだけの努力を積み重ねても、勝てるトレーダーというのは、ごくごく一握りです。
 おそらく、裁量トレードでなかなか勝てない人は、こう思うのではないでしょうか。

「誰か運用の上手なトレーダーに任せたい」。

そこで注目したいのが「システムトレード」、通称、シストレです。
 システムトレードは裁量トレードとは違って、あらかじめ設定されているルールに従って、売買判断が下されます。

たとえば、「6日連続でドルが上昇したら、ドル売りを行う」というストラテジー(戦略)に基づいて運用されるシステムがあるとしましょう。システムトレードは、このストラテジーに沿って、忠実に売買注文を出していきます。
 もちろん裁量トレードでも、自分自身で売買のルールを設けて、それに沿った運用を試みる人もいますが、大きな問題があります。それは、売り買いの判断が自分に委ねられているのとともに、その判断には心理的な影響が強く反映されるということです。

「もっと利益を増やせるかもしれない」。
 そんな、よこしまな考えが脳裏をよぎった瞬間、すでに過熱相場になっているにもかかわらずドル買いを続け、気づいたときにはドル暴落に直面してしまう。利益を失うどころか、さらに損失を膨らませてしまう、という悲劇に見舞われます。利益にしても損失にしても、それが大きく膨らんだとき、人は正常な判断能力を失ってしまうのです。

システムトレードは、こうした裁量トレードにつきものの問題点を解決する選択肢のひとつといってもよいでしょう。何しろ、あらかじめ設定されたストラテジーにのっとって売買判断が下されるため、そこに「人間心理」が入り込む余地はありません。したがって、売買の決断がつかないうちにマーケットが大きく動いて、損失が拡大してしまったり、あるいはポジションをテイクするタイミングを逸してしまったりというリスクから解放されます。

「シストレ24」は、世界中からさまざまなストラテジーを選別し、ラインナップしたFX自動売買サービスです。選べるストラテジーの本数は業界トップクラス。投資家は、こうした優れたストラテジーの中から、自分で良いと思ったものを選択し、場合によっては複数のストラテジーを組み合わせることによって、FXのトレードを行います。もちろん、自動売買システムなので、ストラテジーを選んだ後は何もしなくても、あらかじめ決められたルールに沿って、自動的に売買をしてくれます。そのため、平日は仕事や家事に忙しいサラリーマンや主婦の方でも長い間取引を続けることができるのです。

シストレ24をサッカーに喩えれば、ストラテジーは選手です。そして投資家は、その時々のゲームの流れを見ながら、最適な選手(ストラテジー)を選択する監督の役割を担っているのです。