なぜ必要?小学校プログラミング必修化の裏側 大学入試も変わる教育改革の真のねらいとは

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「今は親もスマホやタブレットでネットを利用しているため、自宅にパソコンがないご家庭も多いようです。そのため、パソコンに触れたことがない、キーボードになじみがない子どももいます。しかし、これからは『読み・書き・そろばん』に変わって『読み・書き・IT活用力』が必要となるのは間違いありません」

遊び感覚の試行錯誤が子どもの能力を伸ばす

では、子どもが学校でプログラミング教育を受けるにあたって、親はどうサポートすればいいのだろうか。

「具体的にイメージが湧かず、不安に思う親御さんもいらっしゃるはず。しかし、親が焦って『プログラミングを習わせなきゃ』と無理強いするのは、昔の知識詰め込み型教育と変わりませんよね。それより、子どもが楽しみながら試行錯誤できるよう導くほうがいいのでは。私が取材したプログラミング教室でも、遊び感覚でやっている子が多かったですね。楽しんで試行錯誤することで好奇心をかき立てられ、チャレンジしていきます。親御さん自身がパソコンやプログラミングになじみがないのであれば、遊び感覚で子どもと一緒に始めるのもいいでしょう」

学校のプログラミング教育を応援する「MakeCode×micro:bit 200PROJECT」や、子どものパソコン学習に関する情報サイト「My First PC」を運営するWDLC(Windows Digital Lifestyle Consortium:ウィンドウズ デジタルライフスタイル コンソーシアム)では、プログラミング教育必修化前の最後の夏休みとなるこの夏、子どものパソコン操作スキルアップをサポートする2つのキャンペーンを実施している。

「キーボードマスターキャンペーン」はキーボード入力をゲーム感覚で学べるもの。子ども心をくすぐるキャラクターとの対決を経て勝ち進む検定式で、タイピングスキルを競うランキングがサイト内で公表されるため、白熱すること間違いなし。参加するとmicro:bitプログラミング教材キットなどの賞品が当たるチャンスも。

そして、「パソコン×自由研究 コンテスト2019」は、パソコンで作成した自由研究の作品を対象としたコンテストだ。入賞すると、ノートパソコンや図鑑などの賞品が用意されている。学年別や「実験」「観察」といったカテゴリー別など、自由研究の資料テンプレートが豊富に用意されているので、簡単に自由研究をまとめることができる。子どもがパソコン操作に慣れていないのであれば、操作につまずいて苦手意識を持たないよう、親がサポートするとよいだろう。

まとまった時間が取りやすい夏休みは、新たなチャレンジに最適なタイミングだ。親子で楽しみながら新しい世界の扉を開いてみよう。