ゴルフは「観る」のが楽しい! 海外ゴルフツアー中継の楽しみ方を語る

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三田村 私は現場で取材ができないときでも、できるだけ全ラウンド生中継で観戦するようにしています。放送時間が決まっていて、しかも限られた時間だと、どうしても最終日のいいショット、いいパットだけが編集されることになります。

選手はもちろん4日間戦っているわけで、その中にはいいショットもあればミスショットもあります。ミスをして悩んでいる様子も見たいし、その後、すばらしいリカバリーショットを打つところも見たい。初日と最終日で攻め方が違うといったことも、全ラウンド中継だとわかりますよね。

佐藤 僕は「いいショットです」「ミスです」といった結果だけを紹介するのでは解説にはならないと思っています。先ほどお話ししたように、選手のバックボーンも含めて、ここは攻めてくるのか守ってくるのか、そのためにどのようなボールを打とうとしているのか、選手がクラブを替えたり、素振りをしたりする様子などから、できるだけわかりやすく伝えようとしています。

世界最高峰のプレーを
「観る」醍醐味を知ってほしい

三田村 ゴルフファンの拡大が課題になっています。国内ではこれまで、ジュニアゴルファーを育成し、シングルになってプロになってといった直線的な流れが主流だったと思います。

ただ、米国などでは、ゴルフはしないけれどツアーの観戦には行くというファンもたくさんいます。野球やバスケットボール、アメリカンフットボールと同様になっているのです。日本でもそうなるといいと願っています。佐藤プロは日本ゴルフツアー機構(JGTO)の広報担当理事も務めていますね。日本のツアーもぜひ盛り上げてください。

佐藤 そうですね。残念ながら、日本のコースはギャラリーや視聴者の視点で設計されていないところがほとんどです。コースセッティングや競技の見せ方も含めて、徐々に改善していきたいと考えています。

三田村 米国などではコースやツアーの歴史などに精通した目の肥えたギャラリー、視聴者も多いですね。日本のファンの皆さんにも、4大メジャーをはじめ、PGAツアーを見て、その面白さを知ってほしいと願っています。

佐藤 最近では、世界の最高峰の選手のプレーを最新の映像技術を駆使して見られるようになっています。ゴルフをする人はもちろんのこと、「観るだけ」という人も、ぜひ、その醍醐味を感じてほしいですね。

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