「ビジネス英語」習得の鍵は、概念化にあり

定型文の丸暗記では英語で人を説得できない

そんな英語圏の人々を”説得する”ための英語を身に付けることが、上級者向けコースの目的である。だが、どうやって? それは従来ありがちな、ビジネスで遭遇するであろう場面を想定して、そこで交わされる英語のフレーズをひたすら覚えるようなやり方では、決してない。

そこには人を説得する英語ではなく、ばらばらの英語フレーズがあるだけだ。人を説得する英語にはもっと根本的なアプローチが必要となる。岡氏はこれを人が発話に至るまでのプロセスを用いて、次のように説明する。

「人が発話しようとするとき、脳内では次のようなプロセスを踏むと考えられています。まずは概念化、次に言語化、最後に調音です。概念化とは『何を話すか?という内容そのものを、整理して説明できる状態にする』こと。この概念化ができて初めて、次の言語化、すなわち『どのような言葉で話すか?』に移行できるのです」

そして最後に『音を出す』調音を経て、発話のプロセスは完了する。すべての発話は概念化からスタートするのに、既存の英会話学校で教えているのは言語化と調音だけに偏っている。決まったフレーズは上手く言えるのに、イレギュラーな問いに遭遇すると、頭の中が真っ白になってしまうのは、概念化に課題があるからだ。自分が何を言いたいのか、概念化がきちんとできていなければ、答えられる言葉は見つからない。

これに対して、概念化の領域からすべてのプロセスをカバーしているのが、この「上級者向けコース」なのだという。概念化こそ、人を説得するための英語にまず不可欠な要素だからだ。

重要なのはロジックの型を身に付けること

「上級者向けコースは、TOEIC®L&Rのスコアが800点以上か、同等の英語力を有している人を対象にしています。じつは800点以上でも英語が上手く話せないという人は少なくありません。言語化に長けていても、概念化でつまずいてしまうからです。では概念化で、何を話すのか、それを思いつくために有効なのが、ロジックの『型』です」(岡氏)

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