健康上の理由から社長を退いた前任の末川久幸氏(社長在任:11年4月~13年3月)に代わり急遽、社長に再登板した前田社長の課題は、13年3月期に8年ぶりの最終赤字に転落した収益構造を抜本的に改善することだった。
そこで取り組んだ施策の1つが、全国1万店強ある化粧品専門店における、店頭在庫の削減だ。
従来、営業社員の評価体系が、卸売りを行う販売会社への売り上げと店頭売り上げの二つあったが、これを14年度からは店頭売り上げに一本化。専門店の活性化を販売会社に任せるのではなく、営業社員自らが店頭売り上げの向上に励むようにインセンティブの照準を合わせる。同時に、専門店との取引体系を変更。専門店専用ブランド「ベネフィーク」の卸値を引き下げる一方、リベート算定基準を店頭売り上げ金額に一本化。つまり、専門店自身が収支計算をしやすくし、独自の宣伝投資をやりやすい仕組みにする。
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