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日本女性の疲れは「共感しすぎ」が原因だ 「女性最年少上場」経沢香保子氏の理念とは?

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  • ベネクス 制作:東洋経済企画広告制作チーム
キッズライン代表取締役社長
経沢香保子
(つねざわ・かほこ)
慶應義塾大学卒業後、リクルートに入社。その後楽天に転職し、新規事業の開発を担当。2000年にマーケティングを手がけるトレンダーズを起業し、12年には当時史上最年少女性社長として東証マザーズに上場。14年にベビーシッターマッチングサービス、キッズラインをスタートし親たちの支持を集める

世界で最も眠れていないのは日本人であり、中でも女性はさらに睡眠時間が少ないという。一方で、多忙なビジネスパーソンにとって「疲れを溜めない」というのは立派なビジネススキルの1つである。少ない睡眠時間の中で、効率よく「疲れ」をコントロールし、最高のパフォーマンスを発揮するにはどのようにしたらいいのか。マーケティング会社であるトレンダーズを創業し、当時「女性最年少上場」を果たした後も、ベビーシッターのマッチングサービス「キッズライン」を立ち上げるなど、パワフルな活躍を続ける女性起業家・経沢香保子氏にハードな毎日の中でも「疲れを溜めない」コツを聞いた。

転職、起業、出産。人生の転機には疲れが伴なう

日々の仕事やタスクに追われるビジネスパーソンにとって、いかに次の日までに前日の疲れを残さないかは大きな課題だろう。体調管理は自己責任であると認識していても、実際に次の日に完全にリセットして毎日を迎えられる人がどれだけいるだろうか。

子育てをしながら会社経営をするだけでなく、オンラインサロン運営やボイスメディア「voicy」で人生相談に回答するなど複数の顔を持つ経沢氏も、多忙な日々からくる疲れは隠すことができないと話す。

「年齢にはあらがえないし、日々の疲れはやはり感じます。とくに、転職や起業、3回の出産や離婚など人生の山場の後はドッと疲れが襲ってきました。大きな決断の後は疲れるもの。単なる肉体的な疲れは寝れば回復しますが、精神的な疲れはそうはいきません」

とはいえ、会社経営者ともなると日々決断の連続である。経沢氏は「精神的な疲れ」をどうやって乗り越えているのか。

(※)出典:経済協力開発機構(OECD)の国際比較調査より

「精神的な疲れに最も有効なのは最終的には、自分のキャパや考え方の幅を広げること。そうすることで、精神的な疲れは感じにくくなります。また、会社やパートナーなど自分がコントロールできない他人のことで疲れるのは、もしかしたらどこか依存しているからかも。いつでも相手がいなくても自立できる備えをしておけば気が楽になるはずです」

毎日30分の運動で、気持ちを前向きにリセット

さらに、睡眠以外にも疲労回復を促すのが運動習慣だという。

「朝起きて身支度をしたら、すぐジムに行くということを生活に組み込んでいます。ジムでは、ウォーキングをしたり、筋トレをしたりして、1回に30分程度しか体を動かさないのですが、この30分がとても大事。以前、著名な精神科の先生に『人はどうやったら幸せに生きられるのでしょうか?』と伺った時に『毎朝10分でも運動をすること。運動して体を脱力させることが大事』と教えていただきました。それ以来、運動は少しでも毎日行うようにして、最低でも週3日はジムに通っています」

また、運動以上に大事にしているのが、何事も「溜め込まない」というポリシーだ。

「私は毎日湯船につかり、汗や老廃物を排出することにしていますが、これはマインドも同じです。やらなくてはいけない仕事が多いと、それだけで頭がいっぱいになってしまいがちですが、私は手帳になんでも書き出すようにしています。思いついたこと、反省すべきこと、嫌だったこと、会社の数字まで……人に見せられないことも書いています(笑)。そうしてアウトプットすることで、いったん自分の頭から出して整理できるんです」

さらに、そもそもの仕事の量をコントロールするために、社外の顧問役や講演依頼なども時には断ったり、続けていたブログをやめたりと、NO という決断を下すことを恐れないようにしているという。すると、自分に向き合う時間を取ることができ、世間の指標や偏見、思い込みなどに引きずられることがなくなってきたそうだ。

「私が落ち込むのは、大抵『自分の本心』をごまかしてしまった時。例えば、相手を喜ばせたいがためにいい事ばかりを言ってしまったり、できない約束をしてしまったりしそうになった時です。自分の中で守りたい美学が誰しもあると思いますが、私の場合は『人の責任にしないこと』、『嘘をつかないこと』、『自分に正直であること』。そして、『人のためになる仕事をすること』です。その美学に極力忠実になり、なるべく例外を作らないようにすると、やるべきことがどんどんクリアになる気がします。いつでも、どこでもフラットであることで、悩んだり疲れたりもしなくなります」

家での時間を大切に、体を緩め、心もリラックス

自分に嘘をつかず、嫌なことはやらないようにする。家の中での生活も、なるべくストレスの原因となりそうなものを排除し、工夫をしているという。

「家に帰ったらすぐにTシャツとジャージのズボンに着替えます。それが私のスイッチオフ。外に出れば体も心もさまざまなものに触れ、汚れ、疲れます。心身ともに不純なものが溜まっていく。それを次の日の仕事までにリセットできるように、家に帰ったら着替えることでオフにして、少しでも気持ちよく過ごせるように心がけています。最高のコンディションは、食事や運動からと考えているので、日々の生活は大切に過ごしたいですね」

コンディションを整えたいが、すぐには、運動や長風呂などの時間を取れないという場合もあるだろう。そんな時でも、気軽にできるのが家で着るものでオフを意識することだ。日中のパフォーマンスに差をつけるためには、ベネクスのリカバリーウエアのような休養の質を上げてくれるアイテムを身にまとうといいだろう。出張の長い飛行機移動中に着用すれば、移動時間を良質なリカバリータイムにも変えていける。国内外のナショナルチームやスポーツクラブでも、アスリートからビジネスパーソンにまで使用者が広がっているそうだ。

働く女性からの相談を多く受けるという経沢氏によると、日本の女性の疲れの原因は「共感力」がありすぎることも原因ではないかという。

「他人の評価を気にしすぎるから疲れるんです。子育ても結婚も仕事も他人と同じじゃなくても不安は感じないでいい。ただ、壁にぶつかったら、表面的なことだけでごまかそうとせず、一度根本的な原因をきちんと取り除くことが必要です。自分の努力で変えられることと変えられないことを分けてみる。長生きする時代、自分で変えられることにはとことん向き合って解決しないと一生背負うことになります。そして、周りにきちんと現状を変えるためのアドバイスをくれる人を持っておくこと。ただ共感するだけでなく、時には耳の痛いことでもきちんと指摘して、前に向かう手助けをしてくれる人に相談したいですね」

もっと自分に正直に、自分と見つめ合う時間を持って、まっすぐ進んでいこうという経沢氏のメッセージは、彼女が人生に向かう姿勢そのもの。自分のベストコンディションが保てる生活を、自分自身で作り上げていきたい。