スマホが中高生を誘う…、援交や犯罪の危険 必要なのは「リテラシー」ではなく「モラル」

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この小さな失敗と大きな失敗の差は、やはり家庭内で「自分は大事にされている」と思えるかどうかなんです。子どもの行動のすべてを把握することはできませんが、「お父さん、お母さんは心配しているよ。何かあったら話してね」と繰り返し伝え、自分が愛されていると感じられる環境をつくるよう心がけてあげたいですね。

お古のスマホを子どもに渡すことの危険

――犯罪者の手口も巧妙化しています。モラルがある子でも気がつかずにリスクを高めているということもあるのでしょうか。

藤川 はい、モラルも重要ですが、その一方でやはりリテラシーも大事です。スマホを渡す以上は、そのスタートの時にきちんとネットの危険性や使用のルールを親子で話し合いましょう。とくにこのリテラシーで忘れがちなのが、セキュリティ意識です。これは中高生だけでなく、大人も抜けがちなところではないでしょうか。

契約が切れて使わなくなった親の古いスマホやタブレット機器を、何のセキュリティ対策もしないまま子どもに渡していないでしょうか。契約切れということは、通信キャリアに付いていたセキュリティも切れている可能性が高いですし、フィルタリングさえしていない場合が多いです。

子どもにスマホを渡すということは、子どもを繁華街の入り口に立たせたのと同じこと。魅力も多いですが、無防備のままではあまりにもリスクが高い。新しいものでも、古いものでも、子どもにスマホやタブレットを渡す際には、モラル教育とともにセキュリティ対策をしっかりしてから渡してあげたほうがいいですね。

パソコンをウイルス対策なしで使うのがありえないように、スマホやタブレットもネットにつながっている以上、対策は必須です。いつ個人情報を盗まれたり、怪しいアプリやサイトから高額の請求を送られたりするかわかりません。情報化が進む時代だからこそ、ウイルス対策は必要不可欠なんです。

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