交通利便性向上!人気の街「海老名」の実力 職住近接で注目の「ビナガーデンズ」とは?

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海老名市は郊外都市として発展が進む一方で、西側には相模川が流れ、その向こうには丹沢山系の眺望が広がるという自然の豊かさがある。小田急線を南西に向かえば小田原や箱根にもアクセスでき、さまざまなレジャーやリゾートを気軽に楽しめる環境にある。

こうした特性は、ある特定の機能に偏るのではなく、住む場所としても働く場所としてもバランスの取れた場所にしたいという、ビナガーデンズの開発コンセプトとも合致する。

「賑わい」と「暮らし」を軸にした
職住近接の設計

開発計画を詳しく見てみよう。敷地の中心部分を通る道路によって、東側の「賑わい創出エリア」と西側の「くらしエリア」に分けられている。さらに、「賑わい創出エリア」はJRと小田急を結ぶ自由通路によって東西に分かれ、東側にはオフィスビルと17年11月に開業した「ビナガーデンズテラス」が、西側にはサービス施設が配置されている。

「『ビナガーデンズテラス』は、これまで海老名には訪れなかったような客層をターゲットに、30代から40代の女性が立ち寄りやすく、近隣にない賑わいをつくれるような店舗構成を目指して、飲食店などのテナント誘致を行いました。神奈川県初出店や新業態の店舗も多く、8つの居酒屋を集めた『はしご酒場 ビナバル』は人気スポットになっています。このほか、スーパーや保育園など、『憩う・くらす・育む』というコンセプトに沿った機能を配置しています」

現在、設計が進んでいるオフィスは、14階建ての一棟ビルとして構想されている。オフィス需要を創出するため、BCP(事業継続計画)に配慮するなど、居室のスペックは東京都心部のオフィスビルと比べても遜色ない。自然豊かで交通利便性の高い郊外都市という地域特性から、研究開発部門や県央地域担当部門など、主に企業の部門単位の移転も想定しているという。

2017年11月に開業した「ビナガーデンズテラス」

「ビナガーデンズテラス」の向かいに位置するサービス施設は、周辺の既存商業施設と差別化し、地域コミュニティーとして機能させるため、地域交流を育むカルチャー施設やフィットネスクラブのほか、塾や予備校、社会人が勉強できる場を設ける方向で検討が進められている。

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