GWにJR西日本のクレカが活躍する理由 365日いつでも新幹線が割引価格だったら?

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往復で考えれば、もっと短い距離で年会費の元が取れてしまう。東京発だと年会費の元を取る分岐点は熱海だ。東京ー熱海の往復料金は、通常よりも「EX予約サービス」のほうが1440円おトクになる。これだけ簡単に年会費の元が取れるのだから、サービス区間内に帰省先がある人やよく旅行をする人などにとってはメリットが際立つだろう。

また、予約のキャンセルも柔軟だ。例えば、子どもの体調が悪くなって旅行をキャンセルしなくては……、という状況の時、通常の切符(普通車指定席の場合)だと、乗車日の2日前までは特急料金330円+乗車券220円、それ以降だと特急料金の30%+乗車券220円がかかってしまうが、「EX予約サービス」なら列車発車時刻の直前まで、いつでも310円でキャンセルできる。

もう1つ、ユーザーにうれしいのが「EX予約」で利用できる「グリーンプログラム」。新幹線の利用区間に応じてポイントが貯まり、一定のポイントに達すると、普通車指定席の料金でグリーン車にアップグレードができるのだ。

例えば、東京ー新大阪間(のぞみ)の移動では、6往復するとその分のポイントが貯まるのだが、飛行機のマイルと違って、予約した分のポイントを1つのカードに貯めることができる(最大6人分)。仮に6人家族だったとすれば、新大阪への1度の帰省で1人分のアップグレード分のポイントが貯まるということだ。そのポイントは、仕事で疲れた時やゆっくり旅行したい時など、自分のご褒美に使うことができる。

このほか、同カードは、「e5489(いいごよやく)」というネット予約サービスも使える。山陽・九州・北陸新幹線のほか、JR西日本・JR四国・JR九州エリアの特急・急行列車と、非常に広い範囲の予約がお値打ち価格で購入可能になるのだ。とくに東京ー金沢は、乗車前日までの購入で通常1万4120円の片道切符が1万2130円になる同カード会員限定の「e早特1」という商品などもあり、おトクに帰省や旅行ができる。

ビジネスパーソンにもうれしい利便性

ここまでJ-WESTカードのおトクな側面をお伝えしてきたが、実は「利便性」という大きな特徴もある。出張の多いビジネスパーソンであれば、金銭的メリットよりもこちらのほうに価値を感じるかもしれない。簡単に言えば、使い勝手がよく、これまでの無駄が省けるのだ。

チケットを取る時は、スマホやパソコンから予約画面にアクセスし、行き先や時間など必要項目を入力するだけ。希望の便を選べば座席表が表示されるので、「海側をのんびり眺めたい」「スーツケースが置ける最後部座席にしよう」といった具合に、空席状況を確認しながら好みの席を指定できる。

チケットを買うために貴重な時間を削って駅まで行く必要がなくなるので、通常業務を滞らせることもなく、生産性の向上につながるだろう。

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