攻めの経営を支える情報活用の最前線 Microsoft Dynamics フォーラム2013
東レKPフィルム企画管理部長の小川秀雄氏は、2010年に東レ子会社となったのに伴い、中小中堅企業向けERPの「Dynamics NAV」を導入。開発コストという点から、手組のシステムでなく、パッケージを中心に検討。「東レグループ内での利用実績や、マイクロソフト製品への信頼、選定パートナーの導入実績(国内外200サイト)、運用コスト、含む全体価格がリーズナブルで、カスタマイズなど拡張性に優れていることが魅力だった」と選定理由を述べた。「Dynamics NAV」と相性のいいExcelアドオンBIツールの「JetReports」を活用し、使い慣れたExcelとの連携も構築。
東レシステムセンター基幹システム事業部SI2課長の笠間弘人氏は「データのエクセルへの抽出が簡単で、画面やメニューもマイクロソフトのERP製品であるため、親しみやすく、操作も直感的で分かり易い」と評価した。導入パートナーのパシフィックビジネスコンサルティング・ビジネスソリューション事業部プロジェクトマネージャーの吉島良平氏は、同社の「Dynamics NAV」の豊富な国内外での実績をアピール。同社は、2001年よりNAVをベースにアドオンを加え、きめ細やかな製造原価計算を可能とした製造業向けテンプレートを展開している。東レKPフィルムにも提供した同製品を、「国内外の日系製造業に必要な機能がトータルで提供できるパッケージ」と自信を見せた。
いま、ビジネスの多様化と変化に俊敏に応えるERPが求められている。そのニーズを満たす業務システムとして「Dynamics ERP」への注目がますます高まっている。
【グローバル導入実績】
Microsoft Dynamics AX 19,000社
Microsoft Dynamics NAV 98,000社