関東人がJR西日本のクレカを持つべき理由

新幹線の「スマホ予約+会員割引」の引力

「スマホに専用アプリを入れておけば、30秒~1分ほどで予約が終わります」と、襖田氏は説明する。これなら、上司から急に「明日、名古屋に行ってきて」なんて言われても、慌てずスマホでサッと指定席を確保できる。貴重な時間を削って窓口に行く必要がないので、通常業務が滞ることもなさそうだ。

西日本旅客鉄道
創造本部
カード・ICグループ
襖田英和

予約変更も発車直前までできるので、急きょアポの日時が変わった時や出張先でトラブルが生じた時なども、その場で即座に調整できる。「東京本社での夕方の会議は延期」という連絡を出張先で受けた場合にも、予約していた席をキャンセルして、名物をツマミに地酒を一杯飲んでから夜に帰るということも可能だ。

また、同カードを申し込むと発行される「EX-ICカード」を使えば、チケットレスで乗車できる。窓口や券売機で発券する手間が省けるし、ゴソゴソとチケットを探すようなこともなくスムーズに乗り降りができて快適だ。

※アプリには登録が必要です

通年割引だから帰省や旅行もおトクに!

「EX予約」のメリットは利便性だけはない。GWやお盆、年末年始などの繁忙期も含め、365日いつでも割引価格で切符を購入できる。つまり、ビジネス利用だけでなく、帰省や家族旅行といったプライベートにおいても恩恵があるというわけだ。

「乗車区間が長いほど割引率は高くなりますが、おおむね自由席の価格よりも安く指定席に乗れます」と、襖田氏。たとえば、東京在住者が実家のある大阪に帰省するケースを考えてみよう。東京ー新大阪の片道運賃は、通常1万4450円(通常期「のぞみ」普通車指定席の特急料金と運賃の合計)かかるが、「EX予約サービス」(特急券と乗車券が一体となった片道商品)なら1万3370円となり、1080円おトクになる。ちなみに、同カードの年会費は1080円(税込)。つまり、たった一回の帰省、しかも片道だけで年会費が相殺されるのだ。

往復で考えれば、もっと短い距離で年会費の元が取れてしまう。東京発だと年会費の元を取る分岐点は熱海だ。東京ー熱海の往復料金は、通常よりも「EX予約サービス」のほうが1440円おトクになる。これだけ簡単に年会費の元が取れるのだから、サービス区間内に帰省先がある人やよく旅行をする人などにとってはメリットが際立つだろう。

次ページ東京ー金沢1万4120円が1万2130円に