「なんかダサい…」違和感を生むスーツとは? 脇から向こうが見えないスーツはアウト!

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また前述の通りイージーオーダーでは、体型の癖に合わせた補正を入れられる。体型の癖とは、たとえばいかり肩、なで肩、前肩、はと胸、猫背などだ。

「たとえば肩が少し前に出た前肩であれば、それに合わせて肩の縫製を若干前に出すなどの補正を入れます。わずか1~2ミリの調整であっても、それにより余計なシワが解消されたりするんです。お店やブランドによりますが、最近はパターンオーダーであってもそうした体型補正ができることもあります」

さらに、普段の仕事の内容や、スーツのポケットにものを入れるかどうかも、採寸の時に伝えたほうがいいという。

内ポケットにものを入れると写真のようにふくらんで見えてしまう

「座ってデスクワークがメインの方であれば、ウエストは少しゆったりめに作ったほうがいいですね。立っている時より座った時のほうがおなか回りはふくらみますから。また、スーツの内ポケットに手帳や財布を入れる方も採寸時に要注意です。本当はスーツには何も入れていただきたくないのですが、どうしても入れたいのであれば、ジャケットを少しゆったりめにつくることをオススメします」

このように自分に合わせた微調整がオーダーすることの醍醐味でもある。

太り気味の人こそオーダースーツが生きる

実は、太り気味の人にこそオーダースーツを試してほしい、と粟竹氏は力説する。

「ぽっちゃりした方は体型を隠そうとゆったりしたスーツを選びがちですが、実はこれは逆効果で、より太って見えてしまいます。オススメしたいのは、肩回りをしっかりめに、逆にお腹回りは絞り気味にすることです。そうすることで、太り気味の方でもスーツでグッとスタイリッシュになりますし、Tシャツ一枚よりも断然やせて見えます。スーツというのは、女性の補整下着に近い効果があると考えてもらっていいと思います」

松屋銀座では、9月12日から10月2日にかけて「秋の紳士服カスタマイズフェア」を開催する。期間中にスーツオーダーを行うと、「限定生地やパーツを使用可能」「有料加工が無料に」「ノベルティグッズを贈呈」といったさまざまな特典を受けられる。オーダースーツの第一歩を踏み出すにはいい機会だろう。

「近年はイージーオーダーやカスタムオーダーを行うお店が増え、オーダースーツに対するハードルがかなり下がっています。最近は若年層の方もよくオーダーされています」(粟竹氏)

スーツを「作業着」ととらえて、時間もおカネもかけない、という人も多いかもしれないが、それではダサい印象から脱却できない。スーツとは作業着であると同時に「勝負服」でもある。ビジネスを前進させるために第一印象を改善したいのであれば、まずは自分のスーツのチェックから始めるといいかもしれない。

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