遊びのように仕事ができる人が生き残る時代 「好きなこと」をビジネスにしてみませんか?
人生100年時代に好きなことを見つけられる場所
――日本電子専門学校を経営する電子学園だからこそ、学べることとは何でしょうか。
中村:電子学園がこれまで積み上げてきたICT教育を基盤に、プログラミングやAI、ビッグデータなど、幅広いICTスキル教育を展開していきたい。専門学校を大学にしようというものではなく、電子学園が長年、培ってきた実績と信頼、教育ノウハウを生かして、これまでとはまったく違った新しい大学をつくり上げていきたいと思っています。
――i専門職大学の学生に期待することは何ですか。
夏野:好きなことイコール自分が向いていることなんです。それがビジネスになるかどうかはわかりませんが、好きなことであれば、「創造」も「想像」もいくらでもできる。プロフェッショナルになりたいのであれば、好きなことを見つけるのがいちばんの近道です。ですから、i専門職大学を、自分の好きなことや自分の向いていることに出合う場、今の自分に何が足りないのかについての気づきを得る場にしてほしいですね。結果として、自分のさまざまな知恵を駆使して最後まで生き抜く力を持った学生、つまり、卒業後すぐ即戦力になったり、在学中から起業して上場させたりするような人材が次々と輩出されることを期待します。
――最後に読者にメッセージをお願いします。
夏野:これまで、新しいことにチャレンジするときにはリスクが伴うものでしたが、21世紀にICTが大きく進展したことで、このリスクは大幅に軽減されました。つまり、組織や過去の経験に裏打ちされたものがなくても、チャンスは誰にでも平等にある社会になったのです。さらに言えば、新しいことにチャレンジするときのハードルも非常に低くなりました。今は助走期間が少なくてもジャンプできる時代です。だからこそ、失敗してもすぐにやり直せる。そうした時代を迎えた今、それでも伝統とレガシーのある大学に入ることが安全だと思いますか?ぜひ新しい取り組みを行おうとしているi専門職大学に興味を持ってほしいですね。
中村:世界にない学校をつくる。そんな私たちの挑戦に興味のある方には、ぜひ私たちの門を叩いてほしい。その門こそ、これからの若者たちにとって、大いなるチャンスの扉になると思いますので、その扉はいつでも開けておきます。そう言う私も、人生100年時代といわれる中で、あらためてi専門職大学で学び直したいと思っています。ぜひ、多くの皆さんと一緒に学べることを願っています。