総理大臣表彰「日本サービス大賞」とは?!

"きらり"と光る優れたサービスがズラり

「第2回日本サービス大賞」内閣総理大臣賞を受賞したのは、三菱地所の「街のブランド化に向けた丸の内再構築の地域協働型プロデュース」だ
日本のサービス産業の生産性は「米国の半分」という結果が、日本生産性本部の調査で明らかになった。宿泊・飲食の分野に限って言えば、その数字は約3分の1へとさらに下がり、日米の格差が大きくなっている。日本において、サービス産業はGDP、雇用の7割以上を占める重要な産業。日本経済の成長に直結するのはもちろん、人口減少が進む中でサービス産業の生産性向上は喫緊の課題となっている。その課題解決の一助となるよう創設された表彰制度「日本サービス大賞」の第2回受賞サービスが、このたび決定した。

低すぎる!日本のサービス産業の生産性

日本におけるサービス産業の生産性の低さは、かねて指摘されてきた。2007年、その解決を目指して日本生産性本部が設立したのが「サービス産業生産性協議会(SPRING:Service PRoductivity & INnovation for Growth)」だ。サービス産業のイノベーションと生産性向上を推進するための産官学のプラットフォームとして、これまでサービス産業の生産性向上に役立つ情報の提供や知識共有のための場づくりなど、さまざまな支援を行ってきた。

そのSPRINGが、2015年にスタートさせたのが「日本サービス大賞」(委員長:野中郁次郎一橋大学名誉教授)である。「優れたサービスをつくりとどけるしくみ」を表彰する日本で初めての制度で、人々の感動を呼ぶようなサービスから、いままで見たこともない独創的なサービス、地域で輝いているサービスまで”きらり“と光る優れたサービスを幅広く表彰している。サービス産業界のイノベーションを促す優良事例として、多くの企業に参考にしてもらうためだ。

2回目となった今年は、全国から約400件の応募が集まり、内閣総理大臣賞をはじめ関係各省大臣賞、地方創生大臣賞、JETRO理事長賞など合計18件のサービスが選ばれた。

最優秀賞にあたる内閣総理大臣賞を受賞したのは、三菱地所の「街のブランド化に向けた丸の内再構築の地域協働型プロデュース」だ。丸の内エリアのビジネスセンターとしての価値をとらえ直し、「世界で最もインタラクションが活発な街」をコンセプトに、従来のデベロッパーの枠を超え、公的空間も含めた街全体の変革をトータルにプロデュースするサービスである。

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