「働き方改革」をサポートするテンダの実力 人とITのコラボレーションで社会貢献を

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ソフトウエアで人の「創造」に貢献したい

テンダの創業者として23年目を迎えた小林謙社長。40歳で創業して以来、つねに若手人材を大事にしてきたことが大きく成長に寄与しているという。働き方改革の推進でIT企業にとって追い風が吹く中、どのような会社を目指すのか。話を聞いた。
 

―御社を取り巻くビジネス環境はどんな状況にあるのでしょうか。

テンダ代表取締役社長
小林 謙

小林 人手不足が顕在化する中で、IT投資は旺盛な状況にあります。その目的は、IT技術で作業を組み換えることで生産性を上げ、人の成長も促していくことにあります。ある意味で、各業界とも大きく伸びるチャンスを迎えていると同時に、勝ち負けの差が大きくなる時代に入ったといえます。ただ、求めるべきは人間の幸福です。そのために「働き方改革」はあるはずです。人の幸福感をいかにアップしていくか。われわれはそのサポートをITの側面から担っていきたいと考えています。

 

―働き方改革についての取り組みはいかがですか。

小林 われわれがこれまで取り組んできたことは、すべてホワイトカラーの生産性向上に直結するものです。働き方改革とは、一言で言えば、ホワイトカラーの変革を促すもの。グローバル時代を迎えた今、勝ち残っていくためにホワイトカラーの業務改革は不可欠です。今後はRPA(ロボットによる業務効率化)によって、ホワイトカラーの仕事はよりクリエーティブなものに絞られていくはずです。AIやIoTなどをうまく利用しながら、人が快適に働けるようなITサービスをこれからも開発していきたいと思っています。

―テンダの差別化ポイントとは何でしょうか。

小林 まず、つくっているソフトウエアの質やユーザビリティのレベルが非常に高いことです。次に、期待を超える機能を有していること。そしてサポートがいいということです。とくにサポート面は収益を犠牲にしてでも万全な体制を整えるようにしています。あくまでもクライアントの成果につながる努力を最優先する。それはわが社のエンジニアのプライドでもあります。

―今年で創業23年です。

小林 創業した1995年はウィンドウズ95が発売された年でもあり、1人1台PCを持つ時代に突入したときでした。われわれは人材派遣・受託開発のサービスからスタートしましたが、2001年ごろにビジネスモデルの転換を図り、ビジネスプロダクトを提供できる会社に進化できました。支えてくれたのは、多くの若手エンジニアたちです。私には金運はないけれど、人運はある(笑)。そう思っています。

―20年にIPOを予定されています。

小林 IPOの目的は、新時代に向け現在の主力商品群にAI機能を搭載する製品強化投資と、知名度の向上を図り人材とビジネスの新たな機会をつかみやすくするためです。われわれのビジョンは、「人」と「ソフトウエア」の「創」と「造」で社会に貢献すること。その意味では、クライアントだけでなく、従業員にもより幸せな人生を送ってもらうため、その教育にも力を入れたい。すべての社員に良い仕事を通して、感謝と尊敬される頼もしい人になってほしい。それがあって初めて、比類なき優れたソフトウエアを創造し続けることができると考えています。これからもオンリーワンを目指すエンジニアのDNAを大事にしつつ、AIと人間とがコラボレーションできる新たな枠組みを提供していきたい。そんなデジタルクリエーターのような会社に飛躍させたいと考えています。

お問い合わせ
株式会社テンダ
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