今注目のホテル投資を
多角的に支援する専門家集団の躍進

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同社はホテル・旅館の資産管理(アセットマネジメント、以下AM)、運営支援(プロパティマネジメント、以下PM)、デューデリジェンスなどのコンサルティングをワンストップサービスで提供している。特定のホテルブランドに属さない中立的な立場にあるため、大手チェーンのような画一的なホテル運営を目指すのではなく、地域性やプロパティの特性を生かしたきめ細かなサービスを提供できるのが最大の強みだ。

アビリタス ホスピタリティ株式会社
アセットマネジメント アシスタントディレクター
田和 健介(たわ・けんすけ)
富士通株式会社人事部にて成果主義の見直し、採用等に従事した後、投資ファンドの経営管理部門、ゴールドマン・サックス・リアルティ・ジャパンのヒューマン キャピタル マネジメント部などを経て、2010年、アビリタス ホスピタリティ株式会社に入社。 2013年7月より現職

「アセットの規模を問わず、オーナーや投資家の意向に沿って、ホテル・旅館の資産価値を最大限に引き出し、期待以上の収益を上げることが私たちの役目。それぞれのプロパティが直面している課題を解決するためには、受託したサービスがAMであってもPMであっても、業務範囲を超えるプラスαの包括的支援、すなわち『AM+』『PM+』を行っていく臨機応変さが必要です」とAM/PM専業会社との違いをアセットマネジメント アシスタントディレクター・田和健介氏は訴える。

今夏にリニューアルオープンを果たした「ホテル日航成田」が好事例だ。08年の金融危機以降、外部環境・内部環境とも悪化し、設備投資がストップ。成田エリアでの競争力、営業総利益ともに低下していく中で、12年4月にオーナーがチェンジした。06年からAMを提供してきたアビリタス ホスピタリティは、これを機に投資計画、オペレーター対応を含む再建計画を提案し、その洞察力に優れたプランとそれまでのサポート実績が評価され、新たに「AM+」業務を受託することになった。

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